いまさら聞けないラフ画の描き方 下描きとの違いや3つのコツ

今回は初心者向けに「キャラクターイラストのラフ画を描くコツ」でも。

この絵(↓)のラフを例にしましょう。ラフ画で困ったときの参考程度に。

1 ラフ画とは

ラフ画は「下描きのための下描き」と定義されることが多いです。

以下のように、描きたい絵の全体像をアバウトに描きます。

1-1 ラフ画と下描きの違い

ラフ画と下描きの定義は人により異なりますが、私は以下のように考えています。

  • ラフ画:関節、顔のパーツのアタリをつけるための描く
  • 下描き:線、明暗、配色の確認のために描く

ラフ画は下描きを描くときの参考用、下描きは清書を描くときの参考用なわけですな。

①~③のように、途中で服や明暗が変更になることもありますが、関節の位置や目の大きさはほとんど変更がありません。

1-2 ラフを描く理由とは

私はラフ画を描く理由を「関節、目など、後々修正がめんどうなポイントにアタリをつけるため」と考えています。

というのも絵は完成に近づくほど修正が手間になるので、清書に入ってから「関節の位置がおかしい」「頭がデカい」てことに気づくと大変なんですよ。

その点、ラフ画は修正しやすので、納得いくまで関節や頭身のバランスをイジれます。

たとえば以下は、清書とラフを重ねたものです。骨格や目の大きさが一致していますね。

このように、ラフの段階でバシッとアタリを決めておけば、線画や色塗りがかなりラクになります。

2 ラフ画を描くポイント3つ

実際にラフ画を描くときのポイントを3つご紹介します。

初心者は素材や写真をトレースしながらラフ画を描けば、上達しやすいかもしれません。今回は「そのまま使える女の子ポーズ500」をつかいましょう。

2-1 全身のラフ:関節の位置を決める

人物のラフを描くときは、真っ先に「関節の位置」のアタリをとるといいでしょう。

たとえば以下は、素材の関節にアタリをつけた図ですね。つけたアタリを線でつなげばデッサン人形のようなラフが出来上がります。

後々ポーズを修正したくなっても関節を起点に修正できて便利です。

写真や素材をトレースして人物を描くときは、まず骨格にアタリをつけるところから始めてみましょう。

多少ですが骨格の知識が必要なので、知識に自信がなければ「3 ラフの描き方が学べる本・講座」のどれかを参考にしてください。

2-2 全身のラフ:素体を描いてから描く

ラフ画は「素体」で描くことをおすすめします。素体てのは服を着てない素っ裸の状態のことですな。

素体(左)を描いて、その上に服(右)を着せれば、シワのカゲやアタリをとりやすくなります。衣装の着せ替えもしやすいのではないかと。

逆に素体なしでいきなり服を描くと、服の形状やシワが不自然になりやすいのでご注意あれ。

 

2-3 顔のラフ:目やりんかくが左右対称になるようにする

完成した絵を左右反転したとき、目の位置やりんかくがズレていると切ないです。

てなわけで、目の位置やりんかくのバランスは、ラフの段階で決めてしまいましょう。

下の絵のように、顔の中心に縦線、目の位置に横線を引いてアタリをとるのが一般的です。

ここでしっかりアタリをとっておけば、清書までほぼ変更なしで進めることができます。

詳細な描き込みは清書で行えばいいので、ラフでは「左右均等にする」ことだけ重視すればOKです。

まぁ、ぶっちゃけデジタル作画なら「顔の半分を描いてコピペ」でもいいでしょう。

  1. 顔を半分描く
  2. 複製→反転し、くっつける
  3. ハイライト(目の光)の位置を修正

てな具合で描けば、かなり時短になるうえに左右のバランスもよくなります。

理想はフリーハンドで描けるようになることですが、持ってる武器と機能と駆使するのは何も悪いことではないので、デジタル作画をしている方はどんどんラクしていきましょう。

3 ラフの描き方が学べる本・講座

おすすめ本

毎度恒例の本日のおすすめコーナーです。

今回は「絵の完成度を上げるラフの描き方」が学べそうな本や講座をご紹介します。

3-1 意外と知らないラフの描き方講座

意外と知らないラフの描き方講座をチェック

私も受講したオンラインイラスト講座「パルミー」の講座です。ラフの描き方に特化した講座ですね。

ラフってどの程度描きこめばいいの?どういうポイントに注意すれば上手くなるの?という点がわかりやすくて参考になります。

パルミーの7日間お試しを利用すれば無料で視聴できるのでお得ではないかと。

パルミーについてはお絵かき講座パルミーを1カ月受講して「前→後」の絵を見比べた結果もご参照くださいませ。

3-2 ヒロマサのお絵かき講座

動画より本のほうがいいなら、定番の「ヒロマサのお絵かき講座」がおすすめです。

ゼロスタートの初心者を対象にしているので説明が丁寧ですノウハウを漫画で解説しているので読みやすいんですよ。

詳しくはヒロマサのお絵描き講座がイラスト初心者に超おすすめな理由をご覧ください。

3-3 お絵描きチュートリアル


「立体的な絵の描き方」がテーマな本。ラフの段階で立体感を出すポイントも解説されてるので参考になるのではないかと。

以上です。