かわいいグッズ制作に!2~3頭身SDちびキャライラストの描き方

2~3頭身のかわいいチビキャラが描けるようになりたい!
と思う人は多いでしょう。僕もそう思って勉強したものです。

たっつー

ちびキャラが描ければ、キーホルダーなどのグッズ制作、LINEスタンプ制作など個人で楽しめるのはもちろん、企業からの仕事受注など、絵の仕事の依頼も受けやすいかもしれません。

今回は「2~3頭身のちびキャラを描くコツ」をご紹介します。

1 SDキャラ(ちびキャラ)とは

たっつー

「ちびキャラ」は、2~3頭身にデフォルメされたキャラクターのこと。SD(スーパーデフォルメ)キャラとよばれることもあります。

デザインには流行があり、2010年代以降は、上の絵のように手足が小さく、丸い画風が好まれています。

「これが正解」という定義はないので好みで色々変化させるのもOKですが、流行のポイントをおさておけば、版権モノのグッズで見るような「今風のちびキャラ」が描けるようになるはずです。

2 ちびキャラが描けることのメリット

たっつー

「ちびキャラ」が描けると、色んなメリットがあります

2-1 背景を描かなくても絵になる

一枚絵は背景がないと寂しい印象になりますが、ちびキャラはかんたんな台座を描くだけでサマになります。

面倒なら台座も描かなくてOK。キャラ単体でも絵になるので、PixivやTwitterへのイラスト投稿もしやすくなるのではないでしょうか。

2-2 画面の納まりがいい

ちびキャラは小さな用紙に全身が納まります。

たとえば、下のように横長の構図の場合、キャラクターの全身の描くには、座らせたり、アングルを引かなくてはいけません。

すると、バストアップ(上半身)だけの絵になりがちで、構図が単調になりやすいのです。

他方、ちびキャラは以下のような横長画像にも全身がおさまるので、キャラクターの服装、体型など、多くの情報が伝えられます。

一枚の絵に多くのキャラクターを描く集合絵には、ちびキャラを利用してみるといいかもしれません。

2-3 グッズ制作に向いている

前述したように、ちびキャラは「狭いスペースに納まりやすい」ので、キーホルダーやスマホケースなど、小物グッズの制作に向いています。

PixivFACTORYを利用すれば、画像一枚からグッズ制作ができるので、あなたのオリジナルキャラクターで世界に一つだけのグッズを作るのもいいかもしれません。

3 ちびキャラの描き方

では、ちびキャラを描くコツをいくつかご紹介しましょう。

これから紹介する5つのポイントをおさえるだけで、ちびキャラの見栄えはグンとアップします。

  1. 頭を大きくする(2~3頭身)
  2. 顔を幼くする
  3. 体型は三角刑を意識、先端ほど小さく
  4. 「デフォルメ(省略)」を意識して描く
  5. アウトラインを太くする

3-1 頭を大きくする(2~3頭身)

たっつー

ちびキャラは2~3頭身にすると見栄えが良いです。

図のように、頭身によってキャラクターの印象はガラリと変わります。各頭身にメリットとデメリットがあるので、好きな頭身を選んでください。

2頭身

メリット
  • 一番かわいく見える
  • 今風のデザインになる
  • 描くのがカンタン
デメリット
  • ポーズが制限される
  • 体型の差を描きにくい

2頭身は、ちびキャラの強みである「かわいさ」を最大化できます。

版権アニメのちびキャラも2頭身で描かれていることが多いですね。関節の数が少なくて描きやすいので、初心者もトライしやすいでしょう。

しかし、体が小さいので大胆なポージングはできず、上記画像のように棒立ちになりやすいのがデメリットです。

2.5頭身

メリット
  • かわいさを残しつつ、より人間的なポーズができる
  • 剣や楽器など、小物も持たせやすい
デメリット
  • 2頭身に比べるとかわいさが下がる
  • 画面の収まりが悪くなる(例:キーホルダーにすると若干大きい)

2.5頭身は、2頭身に比べると若干かわいさが減るものの、ポージングに自由度が増します。

たとえば、剣やギターなどキャラクターを象徴するアイテムを持たせたり、筋肉や胸のサイズなど、体型の違いをアピールしやすいです。

3頭身

メリット
  • 大胆なポージングやアニメーションができる
  • 男性なら筋肉、女性なら曲線などフェチズムを刺激しやすい
デメリット
  • 体型がリアル寄りになるので全体のバランスが崩れやすい
  • 描く難易度が意外と高い

3頭身は、ちびキャラとしての可愛さを犠牲にし、より人間らしいプロポーションやポージングが可能になります。たとえば2頭身と比べボーン(関節)の数が多いので、LIVE 2Dや3Dゲームでのアニメーションも映えるでしょう。

筋肉のゴツゴツ感や、女性の曲線美も表現しやすいので「かわいいけど性的にそそられる」みたいなアンバランスさも出しやすいと思います。

しかし、関節が多いのでデッサンの崩れが目立ちやすいですし、デフォルメとリアルの中間の微妙なニュアンスを描く画力が要求されます。

3-1-1 何頭身を描くかは好みで決めてOK

ちびキャラの頭身に正解はありません。あなたが表現したい世界観と好みで決めてOKです。

たとえば、可愛さを重視するなら2頭身、ポージングやキャラの個性を意識するなら2.5~3頭身をおすすめします。

ちなみに、僕は3頭身が一番好みです。女性キャラの胸の曲線、男性キャラの筋肉など、フェチを表現しやすいのが良いですな。

3-2 顔を幼くする

かわいい見た目には、ベビーフェイスネス(童顔性)が必要と言われています。

人の表情の研究をおこなっている心理学者レズリー・A・ゼブロウィッツ教授の論文(1)によると、以下4つの特徴をもつ顔は、愛らしく、好感度が高くなるそうです。

加えて、パーツに丸みをもたせると、かわいく見えやすくなります。

とくに、目線が集まりやすい「りんかく」「目」に丸みをもたせると、幼い印象が際立ちやすいです。

3-2-1 線にも丸みをもたせるとかわいくなる

ギザギザな髪の毛や筋肉などは、丸みをもたせにくいかもしれません。

その場合、線に丸みをもたせればかわいい印象になります。

たとえば髪の毛の先端はとがってするどくなりがちですが、先端が丸くなるように線を描くと丸い印象にできます。

後述する「アウトライン(フチ)」を利用すれば、線に丸みをつけることがカンタンです。

3-3 体は三角、先端を尖らせる

ちびキャラの体は、三角形でアタリをとればバランスがよくなります。

  1. 上半身と下半身のアタリを三角形を描く。横幅が一番広い箇所が腰の位置。
  2. ざっくり手足のアタリを描く。手の長さは腰の辺り。足は短いほうがカワイイ。
  3. アタリを参考に体を描く。手は肩から生えていることを意識(②より肩幅が広くなる)

図のように、手足は先端に向けて細くするのが近年のトレンドです。

しかし、先端が鋭いと不気味なので3-2-1 線に丸みを持たせるを応用し、手足の先は丸っこくデザインしてあげたほうがいいでしょう。

3-3-1 体のラインをより女性的にする

「女性キャラの胸や腰のラインを魅力的にしたい!」と思う方もいることでしょう。僕がそうです、はい。

前述したアタリにもう1つの三角形を追加し、バストトップ、おへそ、くびれのアタリをとれば、体のラインを描きやすくなります。

※3頭身以上はおへその位置がもっと上になるので注意

なお、カラダの凹凸を表現したいなら2.5~3頭身を選んだほうが見栄えがよくなります。手足と胴体が長くなり、より人間らしいプロポーションになるためです。

以下は3頭身の例ですが、ちびキャラとはいえ、素体が中々セクシーなのがわかります。

2頭身に比べ関節のズレが目立ちやすくなるので、左のような素体を描いたあとに、上から服を描くといいでしょう。

素体を描くのが苦手な場合は、パルミーの「7日間骨格トレース講座」などで練習するのがおすすめです。

3-4 デフォルメ(省略)を意識して描く

 

ちびキャラを可愛くするには「細かいディテールを省略する(デフォルメ)」ことが必要です。

たとえば上の画像は、6頭身サイズのキャラ(左)を、2.5頭身のちびキャラ(右)にデフォルメしたものです。細かい線やカゲが簡略化され、描き込みが減っていることがわかります。

髪だけでなく、クツや服も描き込みを減らしたほうが、ちびキャラに似合うサイズ感になるでしょう。

頭身がデフォルメされていても、細かいパーツがリアルサイズのままだと不気味な印象になるので注意してください。

3-4-1 塗りでデフォルメ化するテクニック

デフォルメ表現を使いやすいのが「塗り」の工程です。

アニメなどでよく見る、ハイライトを丸く塗る技法は、デフォルメテクニックの代表例でしょう。

左のように細かい表現がダメなわけではありませんが、ちびキャラの雰囲気に合っているのは、右のようにデフォルメ化された塗り方です。

「より少なく、しかしより良く」を心がけてデザインしてみてください。

3-5 アウトラインを太くする

アウトライン(絵のフチ)を太くすると、全体に丸みが出てかわいくなります。

CLIP STUDIO PAINTでアウトラインを太くする方法は、以下の公式ページをご参照ください。

参考 画像やテキストにフチをつけるにはどうしたらいいですか?CLIP STUDIO SUPPORT

3-5-1 背景の色によってフチの色を変える

フチの色は、明るい背景では黒、暗い背景では白がおすすめです。背景とフチの明暗がハッキリするほど見栄えがよくなります。

たとえば、透明なスマホケース用にイラストを描くなら、以下のように配色するといいでしょう。

  • スマホの色がシルバーなど明るい色:フチを黒にする
  • スマホの色がブラックなど暗い色:なチを白にする

もちろん絶対のルールではなく、あくまでセオリーです。色んな配色を試して実験してみてください。

以上、ちびキャラの描き方でした。

3-6 ちびキャラの描き方が学べる本・講座

毎度恒例の「今回のおすすめ本・講座」のコーナーです。

今回は「ちびキャラの描き方」が学べる本や講座をご紹介します。

書籍「ミニキャラクターの描き分け」

なるべく安くスキルアップしたいなら、書籍「ミニキャラクターの描き分け」をおすすめします。

ちびキャラの描き方を解説する本は数多いですが、その中でもっともモダン(今風)なちびキャラの描き方を学べるのが、「ミニキャラクターの描き分け」です。

本記事で解説した2~3頭身の描き方がメインなので、本記事の読んだあとなら学びやすいと思います。

お絵描き講座パルミー「デフォルメキャラ講座」

無料お試しで講座を視聴してみる

私が参考にさせていただいた講座がこちら。お絵描き講座パルミーの動画講座です。

パルミーとは月定額で150本以上の動画が視聴できるイラスト講座。僕は練習のメインに利用しています。

参考記事:初心者のイラスト練習に「お絵描き講座パルミー」が良い5つの理由

「デフォルメキャラ講座」の視聴前と後(わずか2日間)で、絵がこれだけ変化しました。

キャラが映える色の使い方や、ちびキャラを乗せる台座の描き方も解説されています。台座とは以下のような小さな足場のことです。

動画を真似するだけで、いままでと一味違ったイラストが描けるようになるのではないでしょうか。

パルミーでは、他にも色んなイラストテクニックが学べるので、色の塗り方をソシャゲ風にしたり、ちびキャラのプロポーションを魅力的にする骨格デッサンなども学んでみるといいかもしれません。

7日間無料お試し期間があるので、興味があれば利用してみてください。

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