2019~2020年に読んで良かった本12選 創作編
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2019~2020年に読んだ400冊ぐらいの中から「読んで良かった!」と思えた、創作本を12冊ピックアップしました。
- イラスト3冊
- プロット・ストーリー3冊
- ゲーム制作3冊
- 画集3冊
「もっと効率よく絵を描けるようになりたい」「面白いストーリーを書きたい」という悩みを解決できそうな本が多めなので、興味があればぜひ参考程度に。
- もくじ
イラスト技術が学べる本3選
まずは「イラスト制作」の技法を解説した本で面白かったものをご紹介します。
ヒロマサのお絵描き講座
「マンガでわかるキャラクターの描き方」を解説している本です。
超初心者向けにつくられていて、他の本で省略されがちな「頭身って?」「アタリって?」などの初歩知識も丁寧に解説されています。お子さんへのプレゼントにも良さそうですね。
ちなみに「ヒロマサのお絵描き講座」は計3冊リリースされてます。それぞれの感想はレビューにまとめてるので興味があればご参照くださいませ。
そのまま使える女の子ポーズ500
私もかなりお世話になっている「ポーズ素材集」の女の子版です。
付属のCD-Rにトレースフリーなポーズが500種類収録されているので、絵を描くときに悩みがちな「どんな構図にしよう…」と悩む時間が省略できるんですよ。
私が「そのまま使える女の子ポーズ500」を利用して絵を描いたメイキングを以下で公開しているので、興味があればご参考までに。
脱棒立ち!そのまま使える女の子ポーズ500で可愛いイラストを描こう
アニメーター室田雄平が考えるヒットするキャラクターデザインの作り方
「ラブライブ!シリーズ」のキャラクターデザインで有名な室田雄平さんの本です。
「カワイイ絵を描くには?」みたいな本は履いて捨てるほどありますが、この本のように「どうすれば商業的にユーザーのニーズを満たしやすいキャラデザになるか」を解説してる本ってありそうでなかった気がしますね。
キャラクターデザインの仕事をやりたい方は「自分視点から一歩引いてユーザーのニーズをくみ取る」クリティカルシンキングを養うのに役立つかもしれません。
プロット・ストーリーが学べる本3選
続いて、ゲームや小説にかかせない「プロット・ストーリー」が学べる本3冊です。
近頃は機械学習(AI)の向上で、読者に好まれるストーリーやキャラクターの型のセオリーは統計で判明していたりします。
もちろんそれで大ヒット確実!とはいかないと思いますが、まずセオリーとなるプロットやキャラクターを型に興味がある方は以下の本が役立つかもしれません。
SAVE THE CATの法則
プロットの本といえばこれ!という名著中の名著。映画シナリオの本ですが、ゲームでもラノベでもなんにでも応用できるのではないかと。
とくに「キャラクターの好感度を上げたい」と思っている方は、SAVE THE CATの概念を理解しておくことが重要になりそうな気がします。
主人公の好感度を爆上げする「SAVE THE CATの法則」の正しい使い方
売れるストーリー&キャラクターの作り方
売れるストーリーに共通するプロットを「13の型」にまとめてくれている本です。日本人が書いてるので「SAVE THE CATの法則(翻訳)」より読みやすかったですね。
プロットに加えて「キャラクターの役割」についても理解を深めたい方におすすめ。
キャラクターからつくる物語創作再入門
「プロットの中で主人公の心はどのように変化すべきか?」を、トイ・ストーリーやクリスマスキャロルなど豊富な事例でまとめたプロット本です。
前述した2冊で「プロットの基本」を身につけてから読めば、より深い人間ドラマが作れるようになるかもしれません。
ゲーム制作が学べる本3冊
続いてゲーム制作のために読んで面白かった本を3冊ご紹介します。
「プログラミングの方法」「Unityの使い方」などではなく「ゲームを面白くする方法」にフォーカスした本を読んでいました。
ゲーマーズブレイン
大ヒットゲーム「フォートナイト」などのUXを仕掛けた脳神経学者が解き明かす「脳科学的にゲームを面白くする方法」の本です。
値段が高いし、教科書のように分厚くて読みにくいですが内容は「宝箱」です。0がもう一桁多くても買う価値があると感じましたね。
ゲームUXの理解を深めておけばフリーゲーム市場でも「お、この人のゲーム一味違うな」という印象を与えられる…かもしれません。
「ついやってしまう」体験のつくりかた
前述した「ゲーマーズブレイン」より読みやすく本でゲームUXを学べる本です。
スーパーマリオ、ドラゴンクエスト、風ノ旅ビト、ラスト・オブ・アスなど、名作と名高いゲームに仕掛けられた心理テクニックが数多く紹介されています。
ゲームシナリオの書き方
「ゲームならではのシナリオ・キャラクター術」に特化した本です。
ゲームは映画や小説と違って「プレイヤーが行動を選べる」ので、エンディングが複数用意されていたり「ゲームならではのつくり」を用意しなくてはいけないとのこと。
ゲーム制作をしていて「ゲームではなくただの読み物みたいになってしまう…」とお悩みの方におすすめです。
画集
完全に私の独断と偏見によるセレクトですが「買って良かった画集」もご紹介します。
ロリ系ばかりですが、ただの趣味です。はい。
村田蓮爾 futurelog
ラストエグザイル、コップクラフトなどのキャラデザで有名な村田蓮爾さんの画集です。
顔は二次元だけど、体や背景はまるで写真…のような美しさに惚れ惚れしてしまいますな。いまも定期的に読み返して癒されています。おっさんが渋くてカッコイイところも好き。
村田蓮爾 タラ・ダンカン アートワークス
村田蓮爾さんが、フランスの小説「タラ・ダンカン」の表紙用に描き下ろしたイラスト集です。
主人公の女の子が可愛いのはもちろんですが、いまにも動き出しそうなリアルな犬や、本当に実在しそうなほどリアルな外国人の描き方が素敵です。
たかみち LO画集2-B TAKAMICHI LO-fi WORKS
「日本一健全な表紙のR-18雑誌」で有名なLOの表紙を集めた画集です。見てると小、中学生の頃に戻ったようなノスタルジアを感じますな。
ミニマルアートな美が追求されているのも魅力的で「これだけ少ない線、色でこんな写実的な絵が描けるとは…」と毎回癒されます。
以上です。