デジ絵の作業環境をプロレベルにアップするソフト・機材7選
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デジタルイラストを
描きたいのですが
どんな道具を用意すれば
いいかわからなくて…
皆さんどんな作業環境で
絵を描いてるのですか?
参考程度に
私がイラストの仕事でつかっている
ツールやソフトを紹介します
今回は、私がイラストのお仕事する際に使ってるソフトや機材をご紹介します。
テーマは「作業スピードアップ」です。必ずしも同一のものを揃える必要はありませので、参考程度にご覧ください。
- もくじ
1 デジ絵に必須な3つの道具
以下6つがあればデジタルイラストの環境がグレードアップします。
1-1 絶対必要な機材・ソフト
- 【ペイントソフト】CLIP STUDIO PAINT・Photoshopなど
- 【液晶タブレット】GAOMON PD2200など
- 【パソコンまたはipad pro】PCは高性能じゃなくてもOK
1-2 あると便利なガジェット・ツール
- 【ノイズキャンセリングヘッドホン】騒音がカットされ集中力が上がる
- 【スタンディングデスク】眠気対策と、座り過ぎによる健康被害対策
- 【背景素材・ブラシ】簡単な背景を10秒で描けるようになる
- 【ポーズ素材】ポーズ、構図を決める手間が省ける
2 ペイントソフト|おすすめCLIP STUDIO PAINT
デジタル絵を描くには、パソコンで絵を描くソフトは必ず必要です。
有名なのはCLIP STUDIO PAINTと、Photoshopの2つでしょう。私は両方利用しています。
しかし、どちらかを選べと言われたらCLIP STUDIO PAINTがおすすめです。
イラストに特化した機能が多く、公式サイトで作画ノウハウや素材の配布もおこなわれていますし、iOS、android版のアプリもリリースされており、ipad Proなどペンが利用できるタブレットやスマホでも利用することができます。
【追記】2022年現在は完全にクリスタ一本になりました。Photoshopは月額が高くてネックなんですよねぇ…。
2-1 CLIP STUDIOはどのグレードを選べばいい?
CLIP STUDIO PAINTには「EX」「Pro」「DEBUT」のグレードがあります。
アニメや漫画を描く予定がなくイラスト描きだけが目的なら、一番安いDEBUTで構いません。pixivプレミアム(月額500円)に加入すれば利用できます。
あるいは「お絵描き講座パルミー」の6ヶ月プランに加入すれば、CLIP STUDIO PAINT Proの2年間ライセンスと、ペンタブレットが特典でもらえます。
「お絵描き講座パルミー」を1カ月受講してみました。 パルミーは、オンラインで学べるイラスト講座のこと。本屋に並ぶイラスト学習本レベルの動画講座が150本以上見放題なので、ノウハウマニアの私はテンション上がっちゃうわけです […]
本格的な漫画を描く予定があったり、アニメーションを制作したいなら最上位版のEXがおすすめです。
ちなみに私はPCではEXの買切版を利用し、ipad ProではProのサブスク版を利用しています。
3 液晶タブレット
液晶タブレットを持っていれば作画速度がグンと上がるのでおすすめです。
私は「ipad Pro 12.9(第5世代)」と「Surface Pro8」を使用しています(※どちらも専用のペンが必要です)
ただし、どちらも一般的な液タブに比べると高価なので、仕事で利用する方以外にはおすすめし辛いです。
趣味で絵を描くことが目的ならもうちょい安いipad Airやipad mini、あるいはPCと繋げてつかうGAOMON PD2200 などで十分と思います。
GAOMON PD2200は私も以前利用していた液タブです。
デカすぎるのと配線の多さが苦手で利用をやめてしまったのですが、価格の割にスペックは申し分ありませんでした(液晶の反応に多少癖があるけど1週間もせずに慣れます)
中国製なので設置に少し戸惑うかもしれませんが、困ったら「GAOMON PD2200 設定」と検索してみてください。
3-1 液晶の大きさは何インチがいいのか?
液晶のサイズは、お好みで選んで構いません。大きいサイズ、小さいサイズそれぞれ一長一短あります。
大きい液晶の特徴
- メリット:画面が広いので、拡大、縮小などの手間が少ない。大胆な線を引きやすい。
- デメリット:設置に広いスペースが必要。持ち運べない。
小さい液晶の特徴
- メリット:持ち運び可能。ノートPC、タブレット型なら旅行先でも絵が描ける。
- デメリット:画面が小さいので姿勢が悪くなりがち。拡大や縮小を頻繁におこなうのが手間。
ミニマリズムを推奨する私としては「持ち運びができる」「配線が邪魔にならない」という観点から、ノートパソコンやタブレット端末と一体になっている小型の液晶タブを推奨したいところです。
液晶タブの選び方は、以下のサイトも参考になるので困ったらご覧になってみてください。
液晶画面に直接描画できる、液タブ(液晶タブレット)。デジタルイラストを描くには欠かせないアイテムで、XPPen・ワコム・…
3-2 ペンタブレットでは駄目なのか?
「液晶タブは価格が高いから、ペンタブにしたい」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、ペンタブレットで絵を描いてる方もたくさんいますので全然OKです。
しかし私は未来への投資と思って液晶タブレットを買うことをおすすめします。
液晶タブレットを使えば、作画のスピード(生産性)が、2倍、3倍とアップするからです。
絵を描くスピードが上がれば「時間」が浮きます。時間はお金と交換できるので「時間が浮くことは収入を得ることと同義」です。
人生の時間は限られているので、何をするにも手間を短縮するにこしたことはないでしょう。
ついでに液晶タブならタブレットとモニターが一体型なのでデスクが圧迫されません。デスクの圧迫感は意外とストレスになるので気をつけたいところですな。
4 パソコン、ipad Pro
パソコンは「CLIP STUDIO PAINT」や「Photoshop」が使えるスペックを備えていればなんでもOKです。
Mac、Windowsどちらでもいいし、デスクトップ、ノートどちらでもOK。予算に余裕があれば、最近はプロも愛用しているipad Pro+Apple Pencil2を使ってみるのもいいでしょう。
前述しましたが、私は仕事でもPCやCLIP STUDIOを利用するので「ipad Pro 12.9(第5世代)+Apple PencilP(第2世代)」と「Surface Pro8+Surfaceペン2」を利用しています。
しかし、趣味でイラストを描くだけなら無理してハイエンドPCやタブレットに手を出す必要はありません。
5 必須ではないがあると便利な3つの道具
以下3つは必須ではありませんが、利用すれば作画環境がグレードアップします。
- 【ノイズキャンセリングヘッドホン】騒音がカットされ集中力が上がる
- 【スタンディングデスク】眠気対策と、座り過ぎによる健康被害対策
- 【背景素材・ブラシ】簡単な背景を10秒で描けるようになる
5-1 ノイズキャンセリングヘッドホン
ノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンがあれば異次元の集中環境が手に入ります。
騒音の多さは集中力の低下をもたらし、集中力の低下は作業スピードの低下をもたらします。
道路が近い家庭や、近隣がうるさい立地は、とくに騒音の悪影響を受けやすいので、対策しておいて損はないかもしれません。
私が利用しているのは、SONYの「WH-1000XM4(ヘッドホン)」と「WF-1000XM3(イヤホン)」です。
つけた瞬間にシーーン…と周囲の音が消失し「普段こんなにうるさい中で生きてたのか…」と思い知らされました。
5-2 スタンディングデスク
Googleやfacebookなど、海外のクリエイティブな現場では「スタンディングデスク」が周流になっています。その名の…
「集中力が上がる」「生産性が上がる」という研究データが増えているのが、スタンディングデスクです。
その名のとおり立ったまま作業できる机で、私は眠気対策と、座り過ぎの健康被害防止の目的で利用しています。
製品を買う予算がなければ、机に本でも積み上げて自作してもいいです。私は机の上にちゃぶ台置いて自作してます。
5-3 背景素材・ブラシ
背景をスタンプ感覚で描ける「ブラシ素材」への投資も、時短になるのでおすすめです。
例えば、以下のイラストの背景の「雲」や「ビル群」は、「CLIP STUDIO PAINTブラシ素材集」を利用しています。作画時間10秒です。
CLIP STUDIOなら無料利用できる背景素材もあるので興味あれば検索してみてください。
5-4 ポーズ素材
「いつも構図に悩んでしまう」「体のパーツを描くことが苦手」という方は、PCにインストールして使えるポーズ素材集を利用してみるのがおすすめです。
たとえば、以下のようにポーズ素材を参考にして絵を描けばかなり時短になります。
脱棒立ち!そのまま使える女の子ポーズ500で可愛いイラストを描こう
他にも、手の描き方に特化した「手のしぐさ」や、銃の描き方に特化した「拳銃・ライフル戦闘ポーズ集」など色々な素材集があります。
本は価格がネック…場所も取るし…
という場合はDL Siteで買えるダウンロード素材がおすすめです。
DLサイトはアダルト系の素材集も充実してるので、エロ系の絵を描きたい方にもおすすめいたします。
余談ですが「構図やポーズを素材に頼ると他の人と被ったり、パクリと思われるのでは?」と不安に思う必要はありません。
たとえば、ジョジョの奇妙な冒険の「ジョジョ立ち」が、海外のモデルのポーズを参考にしていることは有名でしょう。プロの方は仕事部屋に大量の資料を用意し、描き方の参考にするのがデフォルトです。
まとめ
以上、「デジ絵の作業環境がプロレベルになるソフト・機材3選」でした。
すべて同じ環境に整える必要はありませんが、なるべく近しい基準で環境をつくれば、作業速度が上がりやすいのではないかと思います。
ありがとうございました♪