『ゲームキャラクターのつくり方』5種類19パターンの役割とは

たっつー
たっつー(@kaopro1)です

キャラクターを作るノウハウを度々調べてる当サイト。以前は「マンガ、ラノベのキャラ8つの役割」なんて記事も書きました。

今回は『ゲームキャラの役割』に特化したノウハウを調べたのでみんなとシェア。たとえばRPGツクールでオリジナルゲームを作ってる人など参考になるかと。

参考文献は名著『ゲームシナリオの書き方』でございます。

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ゲームキャラクター5つの役割

「ゲームシナリオの書き方」いわく、ゲームキャラクターの役割は大きく5種類に分類できるとのこと。

  1. システムに直結するキャラ:主人公、攻略対象、システムキャラ
  2. 主人公に対立する役割のキャラ:敵役、敵対、関門、ライバル
  3. 主人公に味方する役割キャラ:パートナー、仲間、味方
  4. ストーリーに変化を与えるキャラ:きっかけ、お助け、裏切り、賢者(メンター)
  5. ストーリーを補強する役割のキャラ:息抜き、つっこみ、動物、妹、雑魚

もちろん「全部のキャラをつくれ!」ということではなく、ジャンルやシナリオによって適切な役割を配置していけばOKみたい。途中で役割が変化するキャラがいてもOK。以前話した「マンガ、ラノベのキャラクター8つの役割」と同じですな。

てことで、5種類19パターンのキャラクター像を解説していこう。

システムに直結する役割のキャラ

システムに直結するキャラとは『こいつらがいないと物語が成り立たないよ』というパーソンのこと。以下3つのパターンがあります。

主人公

言わずもがな、主人公がいなきゃ物語は動き出しませんな。バイオハザードならクリス、FF5ならバッツ、クロノトリガーならクロノ。プレイヤーがメインに操作する対象が主人公であります。

ちなみにゲームにおける主人公は2パターンございまして、

  • 感情移入型:セリフを一切喋らず、プレイヤーがキャラの性格を自由に想像できるタイプ(ドラクエシリーズ、アンダーテールなど)
  • 独立思考型:キャラクターとして独立し個性ある発言をするタイプ(FFシリーズ、バイオハザードシリーズなど)

独立思考型主人公のゲームは「キャラゲー(キャラが目立つだけで中身がないゲーム)」と揶揄されることが多いですが、個人的には「どっちでもいいんじゃね?」と思ってます。

というのも、感情移入型と独立思考型の優劣を示す研究データは今んとこ発表されてないんですよねぇ、つまり個人の好き嫌いでしか議論されてないのが現状なので『好みで選んでOK』が結論でございます。

攻略対象

攻略対象とは『ゲームの目的達成条件となるキャラクター』のことでして、たとえばスーパーマリオのピーチ姫、ギャルゲーではヒロインが攻略対象キャラとなります。RPGではボス(魔王など)も攻略対象キャラに該当しますね。

  • スーパーマリオ:ピーチ姫を助けるのがゲームの目的
  • ときめきメモリアル:ヒロインと付き合う(攻略)がゲームの目的
  • ドラゴンクエスト:魔王を倒すのがゲームの目的

ちなみに短編なら1つの攻略対象だけで事足りますが、物語が長くなればエピソードごとに異なる攻略対象を用意した方がいいとのこと。

たとえばバイオハザード7の攻略対象キャラはジャック(ボス1)、マーガレット(ボス2)、ルーカル(ボス3)のように、ステージごとに異なる攻略対象が用意されていました。そのように性質が異なる攻略対象を用意した方が物語に変化が生まれて楽しくなるみたいです。

システムキャラ

システムキャラとはゲーム上のシステムをこなす役割のキャラ。たとえばRPGの宿屋の店主(体力回復役)、教会の牧師(セーブ役)、チュートリアル役のキャラもここに該当します。

  • ドラクエ:武器屋、宿屋、神父&シスター
  • 各ゲーム:システムを解説してくれるチューター

システムキャラは基本的に『システムをこなす以外の役割を与えない』のがセオリー。たとえば宿屋の店主が「今日は気分が悪いから止めてやんないよ」なんて言わないほうが良いわけですな。宿屋に話しかけたら必ず体力回復できる安心感が必要とのこと。

もちろん、たまにはそれを逆手にとってシステムキャラがシステムを放棄するイベントを作るのもいいかもしれません。が、やり過ぎには注意。

主人公に対立する役割のキャラ

マンガも小説も、主人公と対立する存在がいなければ盛り上がりません。てことで敵キャラやライバルを配置した方がいいのですが、主人公と対立する役割は4パターンあるそうな。

悪役キャラ

悪役キャラとは、一般目線で『どう考えても悪』と定義できる敵キャラクターのこと。「破壊こそ我がよろこび、死にゆく者こそ美しい」とか言ってるキャラのことですね。

  • ドラゴンクエストⅢ:ゾーマ
  • FF5:エクスデス
  • バイオハザード:ウェスカー

ドラゴンボールのフリーザや、ジョジョの奇妙な冒険のDIOも悪役キャラの該当します。悪の美学を持ってる悪い奴だけど、同じく悪い奴からの支持を集めるカリスマでもあるという感じですな。

敵対キャラ

敵対キャラとは『悪人ではないわな』と定義できるが主人公と対立するキャラクターのこと。たとえばスポーツゲームの敵チーム選手や、戦場の敵国兵士などが該当します。

  • キャプテン翼:ディアスくん、サトルステギくん
  • ポケモン:ジムリーダー(タケシ、カスミなど)
  • クロノトリガー:アザーラ、魔王

関門キャラ

関門キャラとは、いわゆるボスキャラのことです。倒すことでストーリーが進行するタイプの敵キャラを指します。

  • ドラクエ5:おやぶんゴースト
  • スーパーマリオ:コクッパ
  • バイオハザード:プラント42(でっかい植物)

ライバルキャラ

ライバルとは『主人公と共通の目的を競う相手』です。たとえば恋敵だったり、夢を競う相手だったり。敵対キャラとの違いは、敵対キャラが物語に複数登場するのに対し、ライバルは1つの物語に1つが原則というところですね。

  • ポケモン:シゲル(ライバル)
  • FFⅩ:シーモア
  • ジョジョの奇妙な冒険:ディオ

ライバルキャラは主人公とは正反対にするのがセオリー。なおかつ客観的に「主人公より優れてる」と評価されてる方が嫉妬心が生まれて競いがいが出るそうな。たしかに、NARUTOのサスケくんの存在が分かりやすいかもしれませんな。

ついでに、1つのキャラが複数の役割を兼ねたり、途中で役割が移行するケースもあります。たとえばジョジョの奇妙な冒険第一部のディオは、ライバルキャラでありながら悪役キャラでもありました。ドラゴンボールのベジータは関門キャラとして登場するも、途中で仲間になります。

ようするに、1つの役割を終えたキャラは別の役割に移行してもOKというわけですな。

主人公に味方する役割のキャラ

物語には主人公の協力者も必要。敵しかいないゲームは心が折れますからねぇ(あえてそんな演出もありかもしれませんが)

パートナーキャラ

パートナーキャラとは『主人公の恋愛対象として期待できるキャラ』です。つまりヒロイン、ヒーローのことですね、美男美女に描かれるのが一般的とのこと。

  • ドラクエ5:ビアンカ(フローラ)
  • FF5:レナ(ファリス)
  • ふしぎ遊戯:鬼宿

ちなみに、パートナーキャラとの間にライバルキャラが割って入ると三角関係になって面白くなりますね。前述したFFⅩがそんなかんじだそうな。

仲間キャラ

仲間キャラとは『主人公に協力していくれる存在』のこと。ダイの大冒険のポップや、ジョジョの花京院典明などが分かりやすいかもしれませんねぇ。

  • バイオハザード:レベッカ、バリー
  • アンチャーテッド:サリー、エレナ
  • ドラクエ6:ハッサン、ミレーユ、など

このように、1つの作品に複数のキャラが登場するのが普通です。ただRPG作品では「仲間になったものの、活躍の場がなく馬車に居るだけ」というキャラが多くなると魅力が消えてしまうので、特別な活躍イベントを用意したり、華々しく犠牲になるパターンが多く見受けられます。

家族キャラ

家族キャラとは『主人公と血縁関係にある人物』のことで、説明がなくても『主人公にとって大切な存在』と理解されやすいのが特徴。たとえば親が敵対者となれば展開がドラマティックになるし、敵の犠牲になれば旅立ちの動機にもなります。

  • ドラクエ5:パパス、ビアンカ、子供たちが主人公の行動の動機になる
  • スターウォーズ:敵対者が主人公の親と判明し、物語がドラマティックになる
  • 夏祭りとおばけやしき:行方不明の妹を探す目的がキャラの行動の動機になる

そういえば名作フリーゲーム『魔女の家』のトゥルーエンドも、父親の存在を上手に利用して憂鬱な展開をつくってましたねぇ。

ストーリーに変化を与える役割のキャラ

ストーリーに変化を与えるキャラとは、平坦な物語に波を起こす存在です。たとえば事件のキッカケを主人公に与えたりするんですな。パターンは4つ。

きっかけキャラ

きっかけキャラとは『事件』の発端を主人公に与える存在のこと。使われ方は様々です。

  • そのキャラクターの死が主人公の次の行動のきっかけとなる(FF5のガラフなど)
  • そのキャラクターのピンチが主人公の次の行動のきっかけとなる(マリオのピーチ姫など)
  • そのキャラクターからの依頼が次の行動のきっかけとなる(「洞窟の魔物を退治してくれ~」など)

お助けキャラ

お助けキャラとは、主人公のピンチに登場し助っ人してくれるキャラクターのこと。

  • 美少女戦士セーラームーン:タキシード仮面
  • バイオハザード5:ジョッシュ
  • ダイの大冒険:ヒュンケル、クロコダイン

多用するとシラけてしまいますが、どうしても主人公だけでは切り抜けられないピンチには援軍が駆けつけるのもいいかもしれませんね。

裏切りキャラ

裏切りキャラとはその名のとおり主人公を裏切りピンチに陥れる存在のことです。ウザいですが物語を面白くしてくれる定番キャラですね。活用方法は2種類あって、

  • 「裏切りそうだな」と予感させておく:意外性はないが倒すことに躊躇せずにすむ
  • 「裏切らなそう」なキャラに裏切らせる:意外性はあるがプレイヤーの期待も裏切る可能性もある

心理学的には、人は「予想できな過ぎる話には興味を示さない」ことがわかってるので、奇をてらうのは最小限にした方が良さそうですねぇ。

賢者キャラ

賢者(メンター)キャラとは、主人公を導いてくれる指導者のこと。主人公より博識で、経験豊富な人物に設定されることが多いです。

  • ハリーポッター:ダンブルドア校長
  • ダイの大冒険:アバン先生
  • ドラゴンボール:亀仙人

ちなみに賢者キャラは主人公より有能なため、途中で早々に退場させるのがセオリーとなっております。たとえば主人公をかばって命を落とす、あるいは年老いて往年の力は出せない、など、なにか枷をつくって主人公

ストーリーを補強する役割のキャラ

ストーリーを補強する役割のキャラとは、物語に説得力を与えたり、緊張した空気を緩和する役割のキャラクターのことです。

息抜きキャラ

息抜きキャラとは、シリアスで張り詰めた空気を緩和してくれるキャラクターのこと。いわゆるお調子者、道化師キャラクターですね。

主人公が堅物で感情を表に出せないタイプの作品では、空気を和らげてくれる大切な存在になります。

  • クロノトリガー:ルッカ
  • ミナミの帝王:竜一
  • 進撃の巨人:コニー

つっこみキャラ

つっこみキャラとは、ありえない状況にリアクションする役割のキャラのこと。ボケに対するツッコミもしますし、ヤバイ状況、すごい状況の解説役も担います。ジョジョの奇妙な冒険第三部のポルナレフのような役割ですな。

「なにィ!?バカな!オレは階段を登ったはずなのに、降りているだとォッ!?」

みたいに、ヤバイ状況を解説してくれる役割ですな。「息抜きキャラ」とセットにすると使いやすいかもしれません。

動物キャラ

動物キャラは説明なしに『可愛くて無垢な存在』と思われやすい存在です。たとえばFF5のシルドラやチョコボ、ドラクエ6ではパトリシアなど。

  • 動物に好かれるキャラは性格が優しいと思われやすい
  • 動物が警戒する人物はヤバそうと思われやすい
  • 動物が傷つくシーンは人の心を痛めやすい

妹キャラ

妹キャラとは動物キャラより人間的な『可愛くて無垢な存在』とのこと。たとえばクロノトリガーの「ロボ」みたいな存在が分かりやすいかもしれません。

あるいはドラクエ6のターニアのように主人公を見守ってくれる妹キャラに安心感を感じるプレイヤーは多いそうな。息抜きキャラと同じく1作品に1人存在すると空気が柔らかくなりそうですね。

雑魚キャラ

雑魚キャラとは「弱いキャラ」のことではなく「その他大勢のキャラ」のこと。つまり、ここまで解説した18の役割に該当しないキャラのことですな。

  • 「ここは●●の村だよ!」しかセリフがないキャラ
  • 経験値集めにしかならないモンスター
  • セリフすらない特定のイベントの野次馬キャラ

こういったキャラは物語の進行に影響は与えないものの、世界観のリアリティには欠かせないキャラクターですね。

てことで以上です。では、ばいびー♥

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