#4 イラストレーターのポートフォリオの作り方・高単価案件を獲得した戦略

  • ポートフォリオってなんぞや?
  • ポートフォリオはどうやって作ればいいの?

という疑問に答えます。

ポートフォリオ作成は収入を左右する大事なポイントです。イラストレーターとして活動している僕が、成果に繋がるポートフォリオの作り方をご紹介します。

今回の講座を読み終わると

クライアントに提出する「サンプル」が用意できる

  • 2019年~ フリーランスイラストレーターとして活動開始
  • 約1カ月で月収20万円達成(最高は24万円)
  • 労働時間は1日3時間(時給3,500円ぐらい)
  • YouTube漫画動画イラストを36件担当
  • 詳細なプロフィールはこちら

フリーランスイラストレーター入門シリーズは「ネットで絵の仕事を1件獲得する」ことを目標にした講座です。

クラウドワークスで「YouTube漫画動画イラスト」の案件を獲得するまでのステップを数回に分けて解説していきます。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは「絵柄や力量がわかる作品集」のことです。

例えば、以下のように携わった仕事を一覧したり、タッチを変えた色んな画風を一覧したりします。

クライアントはイラストの仕事を募集する際、必ず「絵柄がわかるサンプルの提出」を求めます。自分たちが求めているクオリティに達しているかを判断するためです。

イラストレーターはポートフォリオを通じて、「クライアントにどんな貢献ができるのか」をアピールすることができます。

例えば、画風、納品までのスピード、幅広い絵柄の引き出しなど、自分の武器をアピールする場として活用するといいでしょう。

無料でポートフォリオが作れるサービス

ポートフォリオはPDFでも作れますが、クライアントがスマホで閲覧する可能性も考慮し、レスポンシブ対応(※)しているウェブ上に作成することをおすすめします。

PC、タブレット、スマホなど、閲覧するデバイスに合わせて文字の大きさなどを整える機能のこと。

例えば当サイトのトップページもPC版とスマホ版で以下のように変化します。CSSという言語で自動で設定されているのです。

PDFはCSSが使えないので、スマホでも左の画像のように文字が小さくなってしまいます。

ポートフォリオ制作に利用されることが多い無料サービスをご紹介しましょう。

ペライチ

メンタリストDaiGoさんも利用している無料ホームページ作成サービス「ペライチ」です。

webデザイナーなど、多くのクリエイターがポートフォリオや仕事募集ページとして利用しています。

有料版もありますが、ポートフォリオを制作するだけなら無料プランで十分です。

wix.com

ポートフォリオだけでなく、プロフィールやブログなど複数のページを作りたいなら、wix.comもいいかもしれません。

フリーゲームクリエイターなど、多くのクリエイターが作品を一覧するために利用しています。

ポートフォリオ作りのポイント

ポートフォリオの精度を上げるためのポイントをいくつか解説します。

スマホでの閲覧を意識する

ポートフォリオは「スマホでの閲覧を意識した作り」にしましょう。

クライアントは、必ずしもPCでポートフォリオをチェックするとは限らないし、むしろ近年のスマホ普及率を考えるとPCよりスマホでの閲覧の方が多い可能性があるからです。

スマホでの閲覧を意識するポイントは以下の通りです。

  • PCだけでなくスマホからもページをチェックする
  • 文字の大きさをスマホでも見やすいようにする

「経歴」より「何ができるか」を提案する

ポートフォリオは絵の実力を披露する場ではなく、まして実績や経歴を自慢する場でもありません。

「クライアントにどんな価値を提供できるかプレゼンする場」です。

これはビジネスをする上で最重要のポイントなので必ず覚えておきましょう。ポートフォリオに限らず、SNSやクラウドソーシングのプロフィールもすべて「どんな価値を提供するか」を提示する場なのです。

NG例

「●●という漫画が好き」アピール

OK例

「●●という漫画のような絵が描けます」アピール

どんな絵が描けるかはもちろん「1日●時間作業できます」「20コマなら●日で納品できます」「半年以上継続可能です」など、クライアントが知りたいと思ってるであろうポイントを提示するのがおすすめです。

色んな要望に応えられることをアピールする

ポートフォリオは、作品を数多く提示するのがセオリーです。

とはいえ、似たような作品をたくさん提示するより「A案」「B案」「C案」のように、色んなテイストの絵が描けることをアピールしたほうが良いでしょう。

クライアント側から「描き分けた絵を見せてください」と依頼されることもあるので、先回りして案を用意しておけば親切です。

  • 老若男女を描き分けた図
  • 2頭身、5頭身など頭身を描き分けた図
  • アニメ塗り、厚塗りなど色を塗り分けた図

など、引き出しが多いイラストレーターほど、仕事を獲得しやすいのではないかと思います。

納品頻度、稼働時間を「うそ偽りなく」提示する

もし、ポートフォリオに納品ペースや仕事できる時間を提示するなら「ウソ偽りない数字」を書くようにしてください。盛ってはだめです。

例えば、1日に3時間しか作業できないのに「7時間作業できます」と盛ってはいけません。仮に仕事がとれてもクライアントを失望させることになるし、体調やメンタルを壊す恐れもあります。

仕事量は、人の幸福感を左右する重要なポイントです。

無理して多めに働くと疲弊してしまいます。納品頻度や稼働時間は、無理のない範囲で提案することをおすすめします。

とりあえず3枚画像があればOK

ポートフォリオを作る目的は「クライアントに絵のタッチと力量を伝えるため」です。

よって、クライアントに提出できるサンプル画像が3枚ぐらいあれば、必ずしもポートフォリオサイトを作る必要はありません。

ちなみに、フリーランスイラストレーターとして活動を始めた頃の僕は、ポートフォリオページは用意してなかったし、ポートフォリオという言葉すら知りませんでした。

ブログ用に描いた挿絵を3枚ほど添付ファイルとしてクライアントに提出していたのですが、今思えば素人感丸出しだったなと思います。まぁ事実素人だったのですが。

それでも、月に20万円を超える案件を獲得できました。

ちなみに、提出した絵はこんなん↓です。こんなクオリティでも仕事はとれるんですよ。

結局、どんな絵を、どんなペースで提供できるかが伝わればそれでオッケーなのです。

ポートフォリオを作り込むことに時間を消費するより、とりあえずサンプルが3枚ほどできたら、あとはガンガン応募するのがおすすめです。

ほぼ実績なしで単価3万円の仕事をゲットした方法

ほぼ実績ゼロだった僕が、1本3万円の高単価案件をゲットした際に用いた戦略をご紹介します。

クライアントが「参考イメージ動画」として記載している漫画の冒頭3ページを、自分のタッチで描いて提出してみたのです。

クライアントは案件募集の際、「こんな動画を作りたい」という参考URLを記載しています。イラストレーターは参考動画を見て、求められてる画風やレベルを判断します。

前述したように、当時の僕が用意していたサンプルは、以下のようなものしかありませんでした。

これだけでゲットできた案件もあったものの、ほとんどのクライアントからは返信すらもらえませんでした。

そこで「自分がクライアントの立場なら、どんな画像を採用候補にするか」と思案し試したのが「参考動画の冒頭3ページを自分なりに描いてみる」という戦略です。結果、単価3万円の案件の獲得に繋がりました。

もちろん、再現性を保証する戦略ではありませんが、時間があるなら試してみる価値はあるのではないかと思います。

まとめ

今回の要点を一言でまとめます。

  • ポートフォリオとは「どんな貢献ができるか」を提案する場である

では、次回「#5 クラウドワークスで仕事して報酬を獲得しよう」に続きます。

当サイトで話してることは僕の個人的体験に基づく一例です。

再現は保証しませんし、趣味でやってるので相談やサポートもやってません。ご了承くださいませ。