「夢のために会社やめてチャレンジしますッ」「やめとけ」という話

たっつー
たっつー(@kaopro1)です。

社会人の後輩に「仕事を辞めて夢を追いたい」と相談されたことがあります。

彼には10代の頃から抱える夢があり、学生時代はその夢を叶えることに没頭してきました。しかし『就職』の足音が否応なしに迫ってきた大学3年の頃、夢を追うか、就職すべきか、悩んだ末に、彼は就職を選びました。

その理由を彼は「周囲の圧力に負けた」と分析しております。親からの期待、友人達の目、いわゆる世間体に負けた、という思いなのでしょう。そりゃ悔しかったでしょうなぁ。

これに対し、ボクとボクの友人(共にクリエイティブな仕事で独立してる組)の回答は

『仕事辞めずに、夢を追えばよくない?』でした。

なんだとォ

つまり「どちらかを捨てることを前提にするのは損」という結論です。これはアダム・グラント著「誰もが人と違うことができる時代」の統計でも明らかになってること。

『大きな夢を掴むにはすべてを捨てる覚悟で挑まなきゃ!』てのは、ただの思い込みなんですな。そこんとこ、詳細を徒然書いてみます。

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朝日とともに電車にとび乗り、死んだ顔で終電に揺られる日々

「まるで紙吹雪のように吹っ飛ぶ毎日」

おさらいすると、彼の境遇はこうです。

  1. 叶えたい夢があったが周囲の圧力に負けて就職
  2. 就職せず夢を追ってる仲間たちが輝いてみえる
  3. オレも脱サラして、もう一度、夢を追うぞッ

ドラマみたいですな。ただ、彼が抱いた『1~3』の思いには、どれも共感を感じてしまうところ。たとえば以下は彼の回想。

  • 朝日が昇るとともに電車にとび乗り、死んだ顔で終電に揺られて帰る日々
  • 家は寝るためだけに帰るような状態
  • 気付けば二十代の大半が労働で過ぎ去ってしまった

自分も昔、そういう境遇を感じたことがあるので「うんうん」と頷いてしまう次第です。

そのような状況になればなるほど「夢を追っていた時が楽しかった」という気持ちが強くなり、仕事を辞めたいと思うに至った、と。

周囲は「変化」を良しとしない

「人はそもそも、挑戦なんか大っ嫌い」

彼が「仕事を辞めたい」と周囲に相談すると、以下のような反応がかえってくるそうです。

  • 「今の仕事をしながらでも夢は追える」
  • 「仕事しながら趣味として楽しめばいい」
  • 「いざ再就職したくなった時に困ることになる」
  • 「今の仕事を手放せば人生が詰む」

まるで彼が火に飛び込もうとしてるかのごとく、必死に思いとどまらせようとするそうな。彼はそのようなアドバイスにグッタリしてるみたいですが、まぁしかし、それらの発言は彼を思ってのことでしょう。

人には「現状維持バイアス」「現在志向バイアス」が備わってまして、変化や新しい挑戦を好まないようにインプットされとります。

古代では群れの仲間がヘマして部族の数が減れば絶滅の恐れがあったので、新しいチャレンジをする仲間を否定するのは、じつに人間らしいのではないかと。

で、彼はいま『夢を追うか、社会人を続けるか』を迫られ、選択を間違えば死が待ってるかのように悩んでるわけですねぇ。

ただ、ここでボクたちが首をかしげた理由は

ところで、それって本当に二者択一?

という点なんです。

まぁ、超リスキーな選択して独立したボクが言うのもなんですが『リスクを背負って脱サラだッ☆』てのは、わりと古い部類の価値観だったりするんですよ。

「夢を叶えたければリスクをとれ!」は西部開拓時代の話

「NIKEの創業者は7年も副業していた」

冒頭で紹介した、アダム・グラント著「ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代」のデータを参照しましょう。

本書ではズバリ「リスクを背負って起業するのは正しいのか」の統計データを調べてまして、結論からいうと『現代には適さない』です。

てのも、現代(平成以降)は、リスクを負わずにチャレンジできる選択肢がめっちゃ増えてるので『失敗したらゼロになる、でもやる!』みたいなゴールドラッシュ時代の価値観では損しやすいみたいなんですよ。

では、どんなやり方が現代に適してるのかというと、

  1. 安定した仕事をしつつ、副業でやりたいことをやる
  2. 副業は1つだけでなく色々やる(ゲーム実況、ブログ、イラストなど)
  3. その中でどれかが軌道に乗ったら今の仕事をやめる

というかんじ。

つまり彼の場合「今の仕事をしつつ副業で夢を追って、そっちが軌道にのったら会社を辞めればオケ」というのがベストなのではないかと。

たとえばNIKEの創業者は7年間会計士をやりながら副業としてNIKEをスタートしたのは有名な話ですが、本書によると副業からスタートした企業は、その後の倒産率が33%も低くなることが判明してるんだとか。

まぁ「ラーメン屋になりたい!」とかなら副業には向かないかもしれませんが、彼が志してるのはクリエイティブな分野なので、たとえばブログやYou TubeでPixivFANBOXのフォロワーを集めて、支援金が会社の給料を上回った時点で会社をやめるのが最も安全なんですな。

あのHIKAKINさんですら、初期はスーパーマーケットで働きながらYou Tubeの配信をしてたわけだし、まずは安心、安全第一で良いのではないかと。

「でも今の仕事だと時間がないんですよ!」という場合

「大企業辞めても死にゃせんよ」

ただ、彼の回答は「いや、そうしたいのは山々だけど、副業する時間もないんですよ」とのこと。ごもっともでございます。

そんな場合に解決策は、思いつく限り2つしかないかなーというところ。

  1. もっと時間をつくれる会社に転職(たとえば通勤時間が短い職場など)
  2. 自動化された副業収入をコツコツ積み上げる

もっとも現実的なのは『1』でして、たとえばしばらく実家にもどってアルバイトで生計を立てるのも良しでしょう。バンドマンなどが夢を追うときの定番手法ですな。

もう一つ『2』は少し難易度が高いですが、たとえばYou Tubeやブログにコツコツ投稿をして(3日に1回でも)、何とか自動で収益が上がるように期待するスタイルですね。

というのもYou Tubeやブログは時間労働ではないので、コンテンツを投稿さえしておけば、24時間365日お客がコンテンツを訪問した時点で収益が発生するのですよ(自分が寝てても)

その規模が大きくなっていけば、彼が会社で忙しく働いてる間も副業の規模が自動で大きくなっていくので、気づけば会社の収入を上回っていた…なんてことも期待できるんですね。うさんくさい話に思えるかもしれませんが、近年では割とスタンダードなスタイルです(前述したHIKAKINさんもそう)

まとめますと

とどのつまり、結論はこうなんだぜ

結論まとめますと、

  1. 夢を追うために会社をやめるのは悪手
  2. 会社に務めながら副業で夢を追ったほうが倒産率が33%下がる
  3. 「時間がない」なら時間をつくれる職場に転職する
  4. 転職できないならYou Tubeやブログのように自動化できるメディアをコツコツ育てる

昔にくらべて安全に夢を追いやすい時代と思いますので、そのメリットは活かしたほうが良いのでは、と思う次第でございました。

以上です。ばいびー♥

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