PixivFANBOX入門|使い方・スタート手順・プラン案を解説

創作活動に打ち込む時間とお金が欲しい…PixivFANBOXならファンから支援が受けられるらしいけど、どう使えばいいんだろう
そんな疑問にお答えします。

たっつー

PixivFANBOXを利用すれば、ファンクラブのような月額コミュニティを「無料で」開設でき、創作活動の資金を募集したり、ファンと深い交流ができます。

今回はPixivFANBOXの使い方、スタート方法、プランの案をご紹介しましょう。

この講座を読むと

PixivFANBOXを開設し、ファンに告知できるようになる

PixivFANBOXとは

PixivFANBOXってどんなサービス?

PixivFANBOXは、ファン(支援者)がクリエイターを金銭サポートできるサービスです。

ファンは応援するクリエイターに資金を援助できて、クリエイターは支援者に特別なお返しができます。

例えば月額500円で支援者を募集し、週1回、創作の裏話やラフ画をお返しする、といった使い方が一般的です。

  1. 支援プランをつくる(値段は月額100円~10万円の範囲で自由設定)(複数個作成可能)
  2. 支援者だけが見れる文章、画像、動画を投稿
  3. 支援者とだけコメントのやりとり

詳しい機能やコンセプトは、公式サイトもご参照ください。

参考 さぁ、創作活動を始めよう|pixivFANBOXpixivFANBOX

PixivFANBOXの対象者

PixivFANBOXは「イラストレーター」「ゲームクリエイター」「YouTuber」など、クリエイティブな活動をしているクリエイターが多く利用しています。

中でもPixivを利用しているイラストレーターと相性がよく、Pixivのユーザーページを見ればFANBOXを利用していることが一目で分かる仕様になっています。

PixivFANBOXに向かない人

PixivFANBOXは「ファンがクリエイターを応援する」ことに特化したサービスです。

サブスクリプションサービスのようにコンテンツ配信をメインとした機能は「あえて」削ぎ落とされています。FANBOXの配信が忙しくて創作活動する時間がないという本末転倒を防ぐためです。

よって、サービスの量や質で支援者を増やす目的とは相性がよくありません。

以下はPixivFANBOX公式ページの引用です。

FANBOXは毎月支援者に作品を公開するサービスではありません。

(略)限定コンテンツに対してではなく、あなたの活動の継続と成長に対してお金を払ってくれる支援者を大事にしてください。

色々なお返しの例

たっつー

PixivFANBOXでは「支援者にお返し」を用意するのがセオリーです。

「お返しといっても、どんなコンテンツを用意すればいいんだろう」という疑問も浮かぶかもしれませんので、FANBOXを利用しているクリエイターの方々がどんなお返しを用意しているか参考にしてみましょう。

旅するイラストレーター:さけハラスさん

○×でわかる風景作画」の作者、旅するイラストレーターさけハラスさんは、旅の資金を支援で募り、旅の様子や旅先で仕上げたイラストをご支援者さんにお返ししているようです。

お絵描き講師:ヒロマサさん

ヒロマサのお絵描き講座」の作者、お絵描き講師ヒロマサさんは、支援プランに応じて「絵の描き方講座」「ヒロマサ氏による添削」などをお返しにしています。

マンガ家:夜麻みゆきさん

OVA化もした著「刻の大地」作者、漫画家の夜麻みゆきさんは、不定期で活動の裏話をお返ししています。

プログラマーブロガー:くまさん

ブログ「for-men」の管理人くまさんは、支援者限定ブログカスタマイズコードの公開や、ブログのトップぺージでメディアを宣伝できる権利などをお返しにしています。

PixivFANBOXスタート手順5ステップ

さっそくPixivFANBOXの利用をスタートしたい!

PixivFANBOXは5つの手順でかんたんにスタートできます。

  1. アカウント作成
  2. クリエイターページ作成
  3. 支援者限定コンテンツ作成
  4. プランを作成
  5. ファンに告知

step1:アカウント作成

たっつー

公式ページ」の「クリエイターになる」をクリックしアカウントを作成

案内どおりに進めれば2~3分でスタート準備は完了します。

銀行口座の登録が必要ですが、お手持ちの口座で問題ありません。僕はネット収入には楽天銀行を利用しています。楽天ポイントが貯まりやすいのでおすすめです。

step2:クリエイターページ作成

たっつー

アカウントを作ったら「クリエイターページ」を整えましょう

クリエイターページとは、以下のようなトップページのこと。

読者が一番最初に目にするページなので、活動内容や支援プラン、お返し内容を簡潔に伝えましょう。

1
プロフィール

どんな活動をしているか記載できます。「誰にどんな価値を届ける思いで活動してるか」を記載するといいでしょう。 

2
ポートフォリオ

作品のサンプルを展示できます(形式は画像、映像、音声)あなたを象徴する作品をセレクトしておけばいいと思います。

3
カバー画像

Twitterでシェアされた際はこちらの画像が表示されます。Pixivのアカウントにも表示されるので、目を惹きやすい目立つ画像にしておくと良いでしょう。

4
外部リンク

ホームページやSNSのアカウントにリンクができます。

step3:支援者限定コンテンツ作成

たっつー

支援した日からすぐ受け取れるお返しを用意しておくと親切です。

FANBOXではお返しは必須ではないものの、ファンとしては支援後すぐに閲覧可能なコンテンツを体験したいものです。

ラフ画でも構わないので支援者限定記事を2~3用意しておけば、支援者に告知もしやすいのではないかと思います。

step4:プランを作成

たっつー

支援を受けるには「プラン」を用意しなくてはいけません。

プランとは「月額いくらであなたを支援できるか」を定めたもので、たとえば以下のように設定します。

「値段」「サービス内容」「プラン名」などは自由に決めてオーケーです。他の方がどんなプランをつくっているか参考にしてみるのもいいでしょう。

プラン作りに役立ちそうな心理学を紹介します。

プランを多くしすぎない

たっつー

プラン数が多いと支援されにくいかもしれません。

行動心理学者ダン・アリエリーの研究により「選択肢は多いほど注目を集めやすいが、成約率は下がる」ことが判明しました。これを「選択疲れ」といいます。

注目を集めたいなら選択肢を多くしたほうがいいけど、「1つを選んでもらいたい」なら、選択肢を少なくしたほうがいいみたいです。

プランは3つにする

たっつー

選択肢は少なすぎても選ばれにくくなります。

選択肢が多すぎると選択疲れが起きますが、逆に少なすぎると選択率が下がります。そこでマーケティングの世界では「松竹梅」3つのプランを用意するのが一般的で、これを「スリーパートリスト」といいます。

PixivFANBOX公式の統計によると「プランを複数用意してるクリエイターは、そうでないクリエイターに比べ平均2倍も支援者が多い」そうです。

1,000円より980円

たっつー

キリが悪くい数字の方が支援者が増えるというデータがあります。

カリフォルニア大学の研究によると「1,000円」のようにキリが良い数字で募金を集めるより「980円」のようにキリが悪い数字で募金したほうが支援金が集まりやすいことがわかっています。

この心理学は「ピークテクニック」と呼ばれ、あらゆる商品の価格付けで利用されています。

迷ったら公式のガイドラインを参考にしよう

PIxivFANBOX公式ガイドラインもあるので、困ったらそのまま真似してみましょう。

以下公式の「クリエイターズガイド」より

step5:FANBOXの存在をアピールする

たっつー

あなたの活動の拠点で、あなたがFANBOXをやっていることを告知しましょう。

ブロガーならサイドバーや文末、YouTuberなら動画や説明欄でFANBOXの存在をアピールしてください。Pixivを利用している方はアカウントページに告知用リンクが追加されているので確認しましょう。

ポイントは、「ちゃんと宣伝する」ことです。

「有料サービスの告知は気が引ける…」と消極的になってしまいがちですが、お客は思った以上にこちらを見ていません。サイトを隅々まで読んではいないし、YouTubeの動画を毎回チェックはしていないし、Pixivのアカウントページもほとんどチェックされていません。

つまり、消極的な告知ではウザがられる以前に「気づいてすらもらえない」のです。

もちろん過剰になるとウザったい印象になりますが、こちらの想像より1.5~2倍は宣伝しないと、気づいてすらもらえないと考えておきましょう。

告知用のページをつくってみる

あなたのFANBOXの魅力を伝える専用ページを作ってみてもいいかもしれません。

例えば、ブロガーのくまさんは、ブログ内にFANBOX告知の専用ページを用意しています。

参考 Support for-men | for menfor men

このように「1つの商品やサービスの紹介に特化したページ」のことを、ランディングページ(LP)と呼びます。

ペライチを利用すれば無料でLPが作れるので、利用してみるのもいいかもしれません。余談ですがメンタリストDaiGoさんもペライチを利用しています。

PxivFANBOXの機能

PixivFANBOXではどんなことができるの?

PixivFANBOXは「できること」と「あえてできないように設計されてること」があります。

僕が実際に利用して感じた良い点と、不便な点を一覧しましょう。

できること

誹謗中傷の心配がない「支援者限定コメント欄」

PixivFANBOXの支援者限定投稿のコメント欄は「支援者にしか公開されない」仕様になっています。これは他のプラットフォームにはない強みです。

※他のプラットフォームは支援者限定記事のコメント欄が全体公開されてることが多い

「お金を払ってでもあなたを応援したい」と思っているファンだけがコメントできるので、誹謗中傷に怯えることなく深い交流を楽しむことができます。

コメントにハートをつけてリアクションできる

コメントには、Twitterの「いいね」のようにハートをつけてリアクションできます。

創作活動が忙しくなると、1つ1つのコメントに対応する時間がなくなってしまうのでありがたい機能です。

できないこと

無料フォロワー限定公開

PixivFANBOXでは、無料フォロワーだけに向けた限定記事公開ができません。限定公開できるのは有料支援者に向けてのみです。

よって「無料ファンクラブ運営」といった使い方とは相性がよくありません。

上乗せ追加支援

PixivFANBOXでは、他のプラットフォームのように「上乗せ追加支援」は行えません。

追加支援とは、クリエイターが設定した月額以上の支援金をファンが任意に上乗せできる機能です。

例えば月額500円プランに加入してるファンが「今月はもう1,000円支援する」のように、任意に設定した金額を追加支援できる機能ですが、PixivFANBOXにはこのシステムはありません。

よって、PixivFANBOXを利用するクリエイターは、PixivBOOTHで「投げ銭コンテンツ」を用意し、追加支援したい方に購入してもらう使い方をすることが一般的です。

バックナンバー販売

PixivFANBOXには、他の支援プラットフォームにある「バックナンバー販売」機能がありません。

バックナンバー販売機能とは、ファンが支援開始した月より以前の投稿を有料販売する機能です。

例えば「数カ月に一度だけ支援し、コンテンツをすべて保存したら退会する」という悪質行動の防止になったり、そういったユーザーへの不公平感を緩和することができます。

PixivFANBOXでは、以前はバックナンバー販売システムがあったものの、本来のコンセプトの「ファンがクリエイターを応援する」という目的が損なわれたため撤廃したそうです。

よって、今後のアップデートでバックナンバー販売機能が実装される可能性は低いと思われます。

ただ、コンテンツ販売自体は、PixivBOOTHで可能なので、そこまで困らないかもしれません。

PixivFANBOXの他の支援サービス

PixivFANBOXの他に支援が受けられるサービスはあるの?

PixivFANBOXのように、ファンがクリエイターを支援できるプラットフォームは数多くあります。

それぞれ違った性質があるので、一部をご紹介しましょう。ちなみに複数のプラットフォームを利用しているクリエイターさんも多いです。

ファンティア

大手二次元販売サイト「とらのあな」が運営する支援プラットフォームです。

PixivFANBOXにはない「無料会員限定公開」が可能なので、無料ファンクラブの運営ができます。

「とらのあなショップ」と連動できるので、商品販売もスムーズに行うことができるでしょう。

Ci-en

大手二次元販売サイト「DLsite」が運営する支援プラットフォームです。

「バックナンバー販売」「月別アーカイブ」「ブログのような文字塗装」など、質の高いクリエイターページを作ることができます。

R-18(エロ)のゲームや、同人作家が多く利用しているので、R-18系コンテンツの制作者と相性がいいです。

まとめ

以上、PixivFANBOX入門編でした。少しでも参考になったなら幸いです。