燃え尽き注意!創作活動は1日5何時間までにすべき理由

「好きなことはどれだけやっても苦痛にならない」という考え方に自分は否定的です。

いくらカレーが好きでも食い過ぎれば満腹になるように、好きなことでも「これ以上やったら苦痛のほうが勝る」というデッドラインがあると実感しているんですよね。無論、創作活動も例外ではありません。

では、1日何時間までなら「好き」な気持ちを保ちつづけることができるのか?

ゲームデザイナーのダニエル・クック氏がまとめた「生産性の法則(※1)」を参考に、創作活動の時間は、1日何時間までにおさめるべきか考察しましょう。

1 週の労働時間は35時間までが理想

結論からいうと、「生産性の法則」のポイントは以下のとおりです。

  • 労働時間が週35時間をこえると「働いた気分にはなる」ものの、生産性は落ちる

ざっくり言うと「週35時間(1日5時間)以上働くとどんどん燃え尽きていく」そうな。

同様の傾向を指摘するデータは数多く(※3)、たとえば皆さんお馴染み「週5日8時間労働(週40時間)」というルールが19世紀に誕生した理由もこういったデータを加味してのことです(当時の労働時間は週60時間が当たり前だった)

「労働と創作(好きなこと)では、精神にかかる負荷は違うのでは?」という意見もありそうですが、ただの趣味ならともかく「成功したい」「人気になりたい」と考えてしまえば労働以上に精神不可がかかるのではないかと予想しています(自分はむしろただの労働のほうが気がラクですね)

週40時間以上働くと、健康リスクが跳ね上がる(※2)というデータは色々あるので、僕らの心身は思った以上にストレスに弱いことが考えられますね。

ちなみに35時間はどのように割り振ってもOKで「1日5時間×7日」「1日7時間×5日」など好きに決めて構いません。

2 頑張れば頑張るほど生産性は落ちる

「生産性の法則」のポイントをまとめましょう。

  1. 週30時間以上働くと脳にダメージが出始める(年齢が40代~の場合)
  2. 週35時間以内なら生産性が安定する
  3. 週40時間を越えると、越えた分だけ生産性が落ち始める
  4. 週60時間を越えると、2週目までは生産性が上回るが、その後どんどん落ちる

要約すると、すごく頑張るヒトは最初はノリノリなものの、1カ月を過ぎたあたりからどんどん生産性が落ちていくと。

スライドのグラフを和訳すると、以下のようになります。

YouTuberでもブロガーでも、最初はイケイケで投稿しまくってた人が、1~2カ月でピタッと燃え尽きてしまう場面を何度も見てきましたが、それはこういうことだったのかもしれませんねぇ。

3 「頑張っても報われない感」はメンタルの天敵

じつは、自分も何度かブログやYouTubeで燃え尽きてますが、それは決まって「頑張りすぎたとき」でした。

ブログやYouTubeは頑張りと成果が比例するわけではないので、報われない感覚が強くなって心が折れやすくなるんですよね。

つまり、どんなに好きで楽しいことでも、週40時間を境に「好きな気持ち」より「報われない努力感」が勝ってしまうのかもしれません。

なので、創作活動のメンタルを保ちたいなら週40時間を1つのリミットに。脳へのダメージも考慮するなら週35時間程度にとどめたほうが良さそうです。

4 生産性の低下は自分では気づきにくい

さらに厄介なのは、生産性の低下は「自分では気づきにくい」ところでしょう。

ジェームズ・クック氏には「人は働きすぎの生産性の低下を甘く見積もる」ことを、以下のような図で解説しています。

普通の仕事ならまだしも、創作活動の場合は「自分は好きなことやってるんだから気持ちが落ちたりしないはずだ」という先入観がジャマになることもあるかもしれませんな。

余談ですが、自分は最近コロナのストレスで過換気症候群になりました。でも最初の発作が出るまで自分のストレスが爆発寸前だったことにはまったく気づかなかったんですよ。

思い返せば、創作に燃え尽きるときも似たような感じだったなーと思っています。張りつめてた糸がプツンと切れるように、突然モチベーションが低下してしまったりするんですよね。

「創作は好きなことを追求すべき」という考え方には賛同しますが、その好きな気持ちがいつまでも枯れないと思うのはキケンか思っています。好きなことだからこそ、ちゃんとモチベーションを管理したいところですね。

以上です。