「自由な時間をつくるテクニック」を度々紹介している当サイト。
お金と違って時間は貯蓄できない資産なので、できれば自分が心からやりたいことを楽しむ時間を増やしたいものです。
ということで、最近リリースされた「時間術大全」という本を買ってみたのですが「自由な時間をつくる4ステップ」が参考になりそうだったのでご紹介します。
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もくじ
1 時間術大全に学ぶ:時間をつくる4つの習慣
「時間術大全」は、Google、You Tubeの社員流の時間のつくり方を解説したライフハック本です。
具体的には、以下4つの習慣を回すことで時間をつくることが推奨されています。
- ハイライト:やりたいことを1つ選ぶ
- レーザー:予定を阻む邪魔を排除する
- チャージ:しっかり休んで脳を休める
- チューニング:仕組みを修正して最適化
聞きなれない言葉ですが、内容は「1440分の使い方」や「エッセンシャル思考」など、ライフハックの名著と近いなと思いました。

1-1 ハイライト
ハイライトでは「やることを1つ」だけ選びます。
「当たり前では?」と思われがちですが、多くの人が「時間がない」と慌ててる原因はほとんどこれなんですよ。つまり、やりたいことが多すぎるから時間が足りないわけですな。
前述した「1440分の使い方」も「エッセンシャル思考」も共通しているのは「自分にとって一番大切なことを選ぼう」というメッセージですが、それは時間術大全でも同じようです。
具体的には以下の図の右側のように、最小のタスクに全力を注げるようにしたいところですね。
どんな天才でも「大事な予定は1日3つこなすのが限界」という説が有力なので、僕のような凡人は1日1~2つの予定を限度に考えたほうがよさそう。
1-2 レーザー
レーザーでは「タスクをジャマする障害を想定して排除」します。
障害の想定は目標達成心理学で有名なテクニックで、以前「障害ベースプランニング」という手法も紹介しました。
たとえば、以下のように障害を想定します。
- 障害の想定:スマホの通知で集中が途切れやすい
- 障害の排除:作業中はスマホを別の部屋に置いておく
ご存知のとおり、障害を意志の力で退けるのはほぼ不可能なので、意志力に頼らなくていいようにはじめから排除しておくわかえですね。
タスクのジャマになりそうな障害をまとめた記事もあるので、気になる場合はチェックしてみてください。

1-3 チャージ
チャージでは「しっかり休む時間」を設けます。
集中力は筋肉と似たようなものなんで「しっかり休んでないと発揮できない」のだそうな。名著「DEEP WORK 大事なことに集中する」でも述べられていたり、近年のライフハックでは主流となりつつある考え方ですね。
意識高い系の自己啓発にありがちな「1日8時間がんばれ」「24時間やりたいことを考えろ」とかはまったく逆効果なので注意しましょう。毎日1~2時間は思考を解放してなにも考えない時間が必要です。
1-4 チューニング
チューニングは「ハイライト、レーザー、チャージを修正しながら自分に最適化する」過程です。
僕も「チューニング」はとても意識してまして、YouTubeやブログの内容を頻繁に変えてテストを繰り返しています。
たとえば、作業時間を朝にしたり、昼にしたり、時間を30分で区切ったり、60分で区切ったり…。こればかりは自力で最適点を探すしかなさそうですな。
以上のように、自力で時間を捻出する4つの習慣を極めたいなら「時間術大全」を読んでみるといいかもしれません。
以上です。