「時間がない」「お金がない」がメリットになる場面3選

時間やお金が足りない感覚は、脳にめちゃくちゃ負担なわけです。

とある研究[1]によると「お金が足りない」というストレスによるIQの低下は「平均的な知能」の人が「知的障害を負った知能」まで下がることに相当するんだそうな。怖いっすね。

詳しくは「「いつも時間がないあなたに」に学ぶ先延ばし撃退法3選」をご参照くださいませ。

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とはいえ、時間やお金の制限が逆にメリットになる場面も多々あります。

てことで今回は「時間やお金がない状況」がメリットになる場面3選をご紹介しましょう。

私を含め、多くの現代人は時間やお金のリソースが足りない状況のほうが多いと思うので、そんな状況に活路を見いだしたいときは参考程度に。

1 良いアイデアが出やすくなる

リソース不足がもたらすメリットで一番有名なのは「斬新なアイデアが生まれやすくなる」こと[2]でしょう。

以前「傑作を生むクリエイターの面白いルール5選」でもご紹介しましたが、ピクサーの名作CGアニメ「トイ・ストーリー」の「おもちゃが室内を冒険する」という設定は、当時のCG技術では人肌や木などの自然物をうまく表現できなかった制約から生まれたと言われています。

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興味があれば「ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法」を読んでみるといいかもしれません。「足りない」ことを逆手にとって成功した企業の事例がたくさん紹介されています。

てことで、時間やお金がないときは「今のリソースで問題解決する手段はないか?」と考えてみると良さそうですね。

2 集中力を発揮しやすくなる

「時間がないほうが集中力が増す」ことは皆さんご周知のことでしょう。俗に言う「締切効果」ってやつです。

たとえば、ピクサーは映画の公開時期に締め切りを設けることで、クリエイターの完璧主義による先延ばしを防止しているそうな。詳しくは「ピクサーに学ぶ「先延ばしを減らし安定した生産性」を保つコツ」をご参照あれ。

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逆に締め切りがなく、時間が豊富な状態ではダラダラと時間を使ってしまいがち。

時間に余裕がある感覚は大切ですが、こと集中力を発揮したいときは、タスクに締め切りを設けるなどして集中力を高めたほうが、より時間を大切にできそうですね。

ちなみに、行動経済学者ダン・アリエリーの研究によると「自分でつくった締め切りは強制力がないから効果が弱い」こと[3]が示唆されています。

締め切りはなるべく、第三者に設定してもらったほうがいいかもしれません。

3 時間やお金の価値に気づけるようになる

書籍「いつも時間がないあなたへ」によると、時間やお金が足りないときのほうが「1円、1分の価値を真剣に考えられるようになる」そうな。

たとえば子供の頃は誰でも、100円という少ない予算でいかに上手にお菓子を買うか悩んだ経験があると思いますが、大人になって予算が豊富になると「とりあえず買っちゃえ」みたいに、1円の価値を軽く見てしまいがちになるわけですね。

そういえば私が独立しようと思ったキッカケも「忙しくて本当に大切なことに費やせる時間がない」と感じたからでした。「足りない」という感覚は、時として本当に大切なモノを思い出させてくれるようです。

てことで時間やお金が足りないときは「1円って尊いなー」「1分って尊いなー」と、リソースの価値を再認識してみるといいかもしれません。

以上です。