「西野亮廣/革命のファンファーレ」に学ぶ事務所ってオワコンだよな話



キングコング西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」に書かれてた「若手芸人がDVDをリリースできない理由」が面白かったのでシェア。

いわく、吉本興業のお笑い芸人さんがDVDをリリースするには、3,000円のDVDを3,000枚…つまり900万円売れなければ採算がとれず、ゴーサインが出ないんだそうな。

それもあって多少の人気程度じゃDVDをリリースできず、若手芸人さんも、ファンも、悲しい思いをしてるっていうんですね。

まぁ「芸能で食ってくのはキビしいんじゃあッ!」と言えばそれまでですが、疑問に思った西野さんは、本当に900万円売れないと採算がとれないか調べてみたらしい。

すると、DVDをつくる経費は、なんど計算しても27万円だったそうな。

残り873万円はどこに消えたんだ?(笑)

DVDをつくる経費が900万円かかる理由

「事務所がオワコンになりつつある」

てことで、ここまでの内容をざっくりまとめますと

  1. 西野さんの後輩のファンがDVDリリースを願って400枚も署名を集めた
  2. 吉本興業は「400枚じゃ全然足らねぇ」と首を縦に振らなかった
  3. 西野さんが尋ねたら3,000枚(900万円)売れないと採算とれないと回答があった
  4. 西野さんが調べたところ、DVDをつくる経費は27万円だった
  5. 残りの873万円はなにに消えるの?

って話ですね。

単純計算なら「90枚も売れれば元がとれるんでね?」と思うわけですが、どうやら吉本ほど大きなプロダクションではそういうワケにもいかないみたい。

消えた973万円の行方は「流通費」

「お店に並べるまでに…色んな問屋を挟むもんで」

結論をいうと、973万円の経費は「流通」にかかる費用とのこと。ざっくり図解説すると以下の過程で873万円が失われるそうな。

この過程で973万円かかる

 

「芸人→ファン」の間に色々な問屋が挟まれるうちに873万円が気泡のように消えてしまうわけですねぇー(棒)

もちろん実際はもっと色々挟むんでしょうけど、大雑把に説明するとこのように、流通の過程で他の業者を挟めば挟むほどコストが嵩みます。

つまり流通のコストがあるせいで、

  1. 芸人さんはDVDをリリースできず金を稼ぐチャンスを失う
  2. ファンはバリバリ買う意思があるのにDVDを買えない
  3. 多くの人が幸せになる機会が失われている

という結果に。うーん、どうにかならないものか。

当サイト的には「クリエイターとファンが双方幸せになれればいいなー」と思っているので、ぜひとも解決策を思案したいところでございます。

というか、結論からいうと「DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)」という形式のマーケティング手法なら、この問題を解決できそう。

ざっくりいうと「事務所も、問屋も挟まなくてよくね?」というマーケティング手法のこと。西野亮廣さんがやってるのがまさにコレですな。

ダイレクト・レスポンス・マーケティング

「問屋を挟まなければ経費もかからんよ」

ダイレクト・レスポンス・マーケティング(以下DRM)は、100年前のアメリカから流行がはじまった販売手法で、ざっくりいうと問屋や事務所を挟まず、お客に直接商品をセールスするマーケティングのこと。

昔は手紙や電話しか手法がなかったので専門の業者(たとえば芸能事務所など)に委託するのがふつうでしたが、いまはSNSやYou Tubeチャンネルなど、コストをかけずにファンに連絡する手段が増えたので、個人でDRMをやってのける人たちが増えています。

これでよくね?という

たとえば今回の例のように「DVD(ライブ映像)の販売」なら、

  1. 芸人は経費をしょっぴかれないので利益が増える:たとえば3,000枚売れれば900万円まるまる儲け
  2. 芸人は経費がかからないのでDVDの値段を下げれる:たとえば1枚3,000円を1,000円にしても余裕で儲かる
  3. ファンは市場価格より安くお目当ての商品を買える:3,000円のところ1,000円で買えるならラッキー

みんな幸せッ!

ということで「クリエイティブに食ってくには、3,000枚はDVDさばけるのが最低ラインなんだ!うわーん!」て考え方はしなくてオッケーぽいです。

大量に売れなきゃクリエイターに利益が還元されないのは事務所と流通の都合っぽいですからねぇ、西野さんみたいに「じゃあ一人でやりまーす」てのも良い選択肢ではないかと。

まとめますと:個人でマーケティングできたほうが得っぽい

てことで、市場の商品が経費のわりにバカ高い理由は「流通・宣伝コスト」が正体とのこと。

総括すると「現代のクリエイターが事務所に属すメリットはどんどん希薄になってるなぁ」と思わされるお話でした。もちろん事務所や問屋と提携するメリットがゼロとも思いませんが。

ただ、かつて事務所にしかできなかった流通やマネジメントは、いまやネットで小学生でもおこなえる時代になってしまったので、自分が得できると思うスタンスを選ぶのがベストなのではないかと思います。

  • 3,000枚売れないと元が取れないから400名のファンの願いを無下にするか
  • 90枚売れば元が取れるから実費でリリースしてファンに喜んでもらうか

どちらを選ぶも個々の自由。ボクは後者のほうがいいなーと思う次第です。

以上です。ばいびー♥



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「好きなことで生きる」リアルな物語

 


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