「がんばった体験」の回想で意思力がズタボロになるモラルライセイシングの罠



「誘惑に打ち勝ったがんばりを思い出すと、誘惑に負けやすくなるよー」という話を聞いて「ファッ!?」となったのでシェア。

「ファッ!?」

がんばった体験を思い出すのが逆効果とは、意外ですねぇ~。詳細を見ていきましょう。

「ちょっとぐらいご褒美」という罠モラルライセイシング

「頑張ったから…もうええやん…」

本件は、シカゴ大学と香港大学の研究がデータベース。以下のようなデザインで調査がおこなわれています。

  • 誘惑に負けそうなとき、過去に誘惑に打ち勝ったがんばりを思い出してもらう:「甘いモノ食べたい…でも昨日もガマンできたじゃないか!」みたいな
  • 誘惑に負けそうなとき、過去に誘惑に打ち勝った過程を思い出してもらう:「昨日、甘いモノをガマンできた理由は、運動で食欲を減らしたからだな」みたいな

で、どちらのほうが誘惑に勝ちやすいのか調べたところ、な「過去の過程」を思い出したグループの圧勝。一方で「過去の体験」を思い出したグループは、70%も誘惑に負けてしまったんだそうな。

 

理由は『モラルライセイシング』という心理が働いたからみたい。モラルライセイシングとは『こんだけがんばったから、もうええやん』という心理のこと。たとえば、

  • 多めに運動したし、お菓子を食べてもいいっしょ
  • 今週は仕事をがんばったし、ソシャゲに課金してもいいっしょ
  • 今まで真面目に付き合ってきたし、一度ぐらい浮気してもいいっしょ

 

 

みたいな感じですな。うーん、ありがち(笑)

過去のがんばった体験って、辛いときに思い出して励みにしたくなるもんだけど、そうすると「もう、休んでええんやで」と、悪魔のややさき声が聞こえてきてしまうんですねぇ。気をつけねば。

『過程』に目を向けると70%勝てる

「思いだすべきは『過程』だッ」

一方で、『がんばった経験』ではなく『誘惑に打ち勝った過程』に目を向けると70%も誘惑に勝ちやすくなったのも面白いところ。

たとえば仕事の帰り道に、カレーの匂いで誘惑されたときは「以前カレーの誘惑に勝ったときはどうやったんだっけ?」てことを思い出すのが吉みたいです。

  • カレー屋の前を通らないように道を変えた
  • 歩き瞑想で香りから意識を切り離した
  • コンビニでゆで卵を買ってごまかした

まぁ、ヒトが意志力で欲望に勝てる確立は、どんなに鍛えても50%程度と言われますので、ベストなのは「そもそも欲望の元に近づかない」ことだと思います。

エラそうに言いながら、自分もついつい目先の欲望に負けて予定を先延ばしするんで(眠いーとか)、過去にがんばって乗り切った体験はなるべく思い出さないように気をつけようと思いました(笑)

以上です。ばいびー♥



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