YouTubeチャンネル「人生攻略屋」さんの作画を担当させていただきました。
今回の内容は「フリーランスに向いてる4つの性格特徴」、イラストやYouTubeなどフリーで食っていきたい人は気になる内容なのではないでしょうか。
※画像をクリックor タップで動画が再生されます。
そこで、マンガの続編として「4つの性格の鍛え方」をガッツリ調べてみました。
マンガ視聴後に「さて、じゃあ何からやろーかな」て時に、参考にどうぞ。
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もくじ
フリーランス向き4つの性格:合理性・開放性・誠実性・協調性
たっつー
マンガで解説されていた「4つの性格」は以下のとおり。
- 合理性:感情よりデータを優先して行動できること
- 知的好奇心(開放性):新しいことへのチャレンジ力
- 勤勉性:将来のために「今」コツコツ頑張れること
- 問題解決力:自力で問題を解決できるかどうか
それぞれの細かいニュアンスはマンガ動画をご参照くださいませ。
今回はこれらの能力を伸ばす(鍛える)ためのトレーニング法や、どうしても伸ばせないときの対処法をご紹介します。
結論からいうと、以下の3ステップで対処できます。
- まずあなたの性格タイプを診断
- 足りないパーソナリティを補うトレーニングを積む
- 無理なら諦め方をトレーニング
普通の人がホリエモンのマネなどしてはいけない
んで、先に元も子もないことを述べてしまうと「これらの性質は半分以上遺伝で決まっている」ことが判明しています。
たとえばフリーランス(起業家)の人といえば堀江貴文さんのように
- リスクを恐れず
- 次々と新しいチャレンジをし
- 歯に衣着せぬ物言いでズバッと言いたいことを言い
- つねに自信満々
なイメージがあるかもしれませんが、元々の性格が真逆な人がそんな人のマネをすると、あっという間にメンタル病んで精神病棟行きになるのでご注意されたし。
過度に自分を偽ったりせず、無理のない範囲でチャレンジしていただくのが良いと思います。
とはいえ、トレーニングで鍛えることが可能なことも判明していますので、動画で紹介されてるフリーランス向き性格じゃなくても絶望する必要はないです。
かくいう僕も真逆の性格ですので(笑)
前置きが長くなりましたが、前述した3ステップの解説をします。
- 4つの性質は遺伝の影響が大きい
- だがトレーニングで伸ばすことも可能
- 無理して自分を偽らないこと
まずは性格タイプを診断:ビッグファイブテスト
たっつー
まずは、あなたの性格特性を知ることからはじめてみましょう。診断は定番の「ビッグファイブ診断」の利用がオススメです。
無料:ビッグファイブ性格診断
ビッグファイブ性格診断は、現代科学でもっとも信憑性があるとされる性格診断。認知行動療法やら社会心理学など、あらゆる分野でベースとされています。
上記リンクは無料サイト版ですが、他にもメンタリストDaiGo氏監修のアプリなどもあるので、お好みでどれか診断してみましょう。
ビッグファイブ診断をすると、現在のあなたの性格がフリーランス向きかがほぼ判明します。
診断が終わったらとりあえず「誠実性」「開放性」をご覧になってみてください。この2つの数値により「未来のためにがんばれるか」「知的好奇心があるか」がわかります。
1回のテストだけじゃ不安なら「リアセック診断」「ストレングスファインダー診断」など複数のテストをしてみてもいいかもしれません。
あくまで経験則ですが、どのテストもおおよそ似たような結果が出るみたいです。
※ちなみに各テストに有料版がありますが無料版でOKです。
- 「自分を知る」にはビッグファイブ診断
- 不安なら様々なテストをやってみる
4つの能力をトレーニングする方法
たっつー
では4つの性質を鍛える(伸ばす)方法をご紹介しましょう。
おさらいしますと、漫画で紹介されていた4つの性質は以下のとおりでございます。
- 合理性:感情よりデータを優先して行動できること
- 知的好奇心(開放性):新しいことへのチャレンジ力
- 勤勉性:将来のために「今」コツコツ頑張れること
- 問題解決力:自力で問題を解決できるかどうか
合理性:データをベースに物事を読む思考
- 自分をとことん疑おう
たっつー
「合理性」とは、感情抜きに客観的データ、事実をもとに物事を判断する思考のこと。
まず「悲報」なのですが、2014年にボーリング・グリーン州立大学がおこなった研究によると『人が物事を判断するスタイルは生涯変わらない』ことが判明しています。
とどのつまり、合理的じゃない人は頑張ったとこで合理的にはなれないわけですな、残念。
(参考文献 後悔しない超選択術)
この研究では、人の「判断スタイル」が5パターンに分類されています。
- 合理型スタイル:確率で選択
- 直感型スタイル:感情で選択
- 依存型スタイル:誰かの意見で選択
- 回避型スタイル:選択を放棄
- 自発型スタイル:とりあえず選択
前述したように、これらのスタイルは「生涯変化しない」と判明しています。
ちなみに自分は「依存型」ですね多分。権威や権力に弱いっす、とほほ。
じゃあ絶望するしかないのか?
というと、そういうわけでもなく、合理スタイルじゃない人も以下を身につければ合理スタイルに近い判断力が身につくことがわかっています。
デバイアス
たっつー
合理的な判断をするには「思い込み(バイアス)」で判断するのはNGですが、それは中々難しいことです。とくに「感情スタイル」の人ほどバイアス(思い込み)にハマりやすいことがわかっています。
そこで推奨したいデバイアス方法は「バイアスの種類を知る」こと。
ペンシルベニア大学等の発表によると「バイアスの種類を知るだけでもデバイアスになる」のだそうです。
バイアスについて学びやすい本は、ベストセラーの「Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法」がおすすめです。
セルフモニタリング
たっつー
もう1つ役立つデバイアスは「セルフ・モニタリング」です。
セルフモニタリングは、あらゆる行動の時間を計測し、行動を客観視できるようにするテクニックです。
たとえば読書をするとき「この本は1時間で読める」と思ったとしましょう。
それが「思い込み」なのか「事実」なのかは、過去に同様の分量の本を読んだ「記録」と照らし合わせれば一目瞭然です。
ちなみに自分はよく時間の思い込みをしてしまいまして「1時間あれば原稿3ページ進むだろう」と計画し、3コマしか進まないことがザラにあります、とほほ。
例えば、ライターを目指すなら記事の執筆時間を、漫画家を目指すなら原稿1ページにかかる時間を、ノートやメモアプリで記録するようにしましょう。
- 合理的になる方法1:デバイアス
- 合理的になる方法2:セルフ・モニタリング
開放性:新しいことへのチャレンジ力
たっつー
「開放性」とは『新しい発見をする性質』のこと、言うならチャレンジ力の象徴です。
開放性が高い人はリスクを恐れず色んなことにチャレンジできる反面、落ち着きがなく飽き性な特徴があるそうです。
たとえばマンガで攻略屋さんが「現状維持バイアス(不安で硬直して動けなくなる心理)」の話をしていましたが、現状維持バイアスにハマりやすい人は開放性が低いと判断できるわけですね。
ところが、開放性は「ほぼ才能」てことがわかってまして努力で伸ばすのはむずかしそう。
たとえば保守的な人が堀江さんのマネして
- 「新しいチャレンジだー!」
- 「すぐ飽きる人になるんだー!」
- 「リスクとるんだー!」
とかやるとメンタルと生活が崩壊するかもしんないので、やめといたほうが無難そうです。
そこで当サイト的には以下の方法を推奨して「疑似開放性」を演出することをオススメします。
セルフ・コンパッション
たっつー
挑戦の回数を増やすには「失敗への恐れ」の低減が不可欠です。
そこで近年注目されてるのが「自分をいたわる優しい言葉をかける」セルフ・コンパッションという概念。
たとえば、失敗や批判が怖くて行動できない完璧主義者の処方箋としても注目されています。
やり方は以下のエントリにまとめているのでご参照あれ。

ストレスケア
たっつー
不安対策には、定期的なストレスケアを施してみるのがおすすめです。
とくに都会に住む人は「ずっと不安と緊張のアクセル全開」な心理状態にさらされてることが判明してるので、心当たりがあれば早急に何かしらケアしてみるといいかも。
僕が個人的におすすめなのは「自然と触れ合う」ストレス解消法です。以下を参考にどうぞ。

- チャレンジ力アップ方法1:セルフコンパッション
- チャレンジ力アップ方法2:自然と触れ合う
勤勉性:コツコツがんばる力
たっつー
数々の研究データにより「社会的成功にもっとも起因する性質は勤勉性」であることが判明しています。
人生攻略屋さんがいうように「将来ラクするために、今がんばれる人」はフリーランスだけでなく、あらゆる分野での成功に欠かせないパーソナリティなわけですねぇ。
当サイト的には、以下の方法でコツコツ力を養うことをオススメします。
集中力が上がる4つの能力を鍛える
たっつー
名著「ヤバい集中力」によると、集中力は以下4つのスキルの総合力で決まるそうな。
- 自己効力感:「やればできる」感覚
- モチベーション管理力:やる気を操る能力
- アテンションコントロール:注意を逸らさない能力(環境)
- セルフコントロール:逸れた注意を戻す能力
これらを鍛える方法は別記事でガッツリまとめてるのでご参照あれ。
大きな夢や目標を持たない
たっつー
「夢や目標を持つことは素晴らしい」と言われがちですが、目標は叶うまでずっと不満足感に苛まれることを忘れてはいけません。
たとえば「チャンネル登録者100万人」という夢を持つ人は、登録者が100万人未満の間は、ずっと満たされない不満足感を抱えることになります。
その悪影響は、ハーバード・ビジネススクール等でも警告されていて、近年のライフハックでは「大きな夢や目標は持たないに限る」ことが定説となっています。
言わずもがな、僕らの精神は「報われない行動をいつまでもつづけられるほど強くない」ので、燃え尽き症候群になってしまいます。
将来の夢や希望を捨てるのはむずかしいですが、手短ですぐ達成できるゴールをコツコツこなすのが良さそうですね。
以下のエントリをご参照くださいませ。

- 勤勉性アップ法1:集中力を鍛える
- 勤勉性アップ法2:大きな夢や目標は持たない
問題解決力:自力で問題を解決する力
マンガの中で攻略屋さんは「人に回答を求めるより、自力で解決策を見つけられる人の方がフリーランスに向いてる」と述べました。
これは、人に聞くことがダメだと述べているのではなく、自力で問題の解決策を調べ、改善法を見つける思考が必要という意味です。
マンガでは「ググる」「本で調べる」の2パターンの学習法がご紹介されています。
当サイトのコンセプトのとおり「学ぶことで道は開ける」わけですね。
- 問題解決力アップ方法1:ググる
- 問題解決力アップ方法2:読書
諦め方のトレーニング法
たっつー
さて最後に「諦め方のトレーニング法」をご紹介しましょう。
フリーランスを志す人なら「4つの性格に当てはまりたい」と思うのが人情ですし、ブログやSNSでそれっぽい発言をしたくなるのもまた人情です。
ところが『自分を偽る』ことは、思った以上に僕らのメンタルにダメージを与えます。
心理学者ブライアン・R・リトルの著書「自分の価値を最大にするハーバードンの心理学講義」では「職場や学校に適応しようとして自分のキャラを偽ると、自律神経が崩壊する」というデータが紹介されています。
もちろん、自分のポテンシャルを上げるための努力は必要ですが「今そこにないスキル」に罪悪感を抱くのは良くないし、スキルがあるように自分を偽るのもよくないです。
そんな時は「今の状況や感情に抗わず受け入れる」思考を鍛えてみてください。心理学の世界ではこれを『セルフ・アクセプタンス』といいます。
詳しいやり方は以下のエントリを参考にどぞ、1日10~15分ほどのトレーニングがおすすめです。

人生攻略屋さんも言うように「今までがダメでも、今日から改善していけばいい」のです。
- 性格を偽るとメンタルや体調を壊す
- 「今の自分を認める」ことも必要
今日のテーマのおすすめ本3冊
毎回恒例の「一歩先を行く3冊」のコーナーです。
今回は、僕がフリーランスとして活動するうえで参考にさせていただいた本をご紹介します。
エッセンシャル思考
僕の時給を5,000円以上に上げてくれた思考法がこちら。
フリーランスの収入は仕事の単価×スピードで決まります。エッセンシャル思考を身につければ、ムダな仕事の時間を削り、本質的な仕事にだけ取り組めるようになります。
ヤバい集中力
集中力も仕事のスピードを左右する重要なスキルです。
7時間ダラダラ仕事するより、2時間ガッツリ集中して仕事したほうが効率が良かったりするので、最小の労力で最大の成果を出したいなら身につけておきましょう。
Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法
今回の記事の中でも紹介した「Think Smart」もおすすめな本です。普段いかに思い込みで損しているか知ることができます。