「すまん間違ってた!」科学者が認めた間違い心理学20選

たっつー
たっつー(@kaopro1)です

当サイトで度々話してるのが「情報は年15%も覆る」という話

たとえば以前、脳トレの効果に関する研究が、2014年から2016年の間にかけて「効果あり!」「ごめん!間違ってた!」と覆った件をご紹介しましたが、これ、心理学の世界では日常茶飯事なのですよ。

てことで今回は「じつは効果が認められてない心理学」「すでに否定された心理学」20選をご紹介。

スポンサーリンク


効果が否定された心理学20選

「間違ってたって?スマンな!」

てことで追試で効果が否定された心理学20選をご紹介。とはいえ科学は検証を重ねて進歩するものなので、生暖かい目で見守っていただければ幸いです(と、当サイトの情報への予防線も張る)

データベースは、ステッソン大学のクリストファー・ファーガソン博士の論文(こちら)と、パレオな男さまが2016年にまとめたリサーチ(こちら

ほぼ否定されてしまった学説

「脳は10%しか使っていない」説

中二っぽいSFでおなじみ「脳を100%開放すれば秘められた能力が解き放たれるのだ!」説。

その後の追試でボコボコに否定されて、もはらライフはゼロになっている模様。

「モーツァルトを聴いて育った子供は頭が良くなる」説

意識高いママさんが子供の教育につかってそうな説。

こちらも、その後の追試がボコボコにされ「なんでモーツァルトの学説すぐ死んでしまうん?状態に。

「赤い服を着るとモテる」説

2011年の実験で「赤いドレスを着るとセクシーと判断されるぞォー!」と話題になったものの、2016の追試で否定された。

じつは色彩心理学は、このように覆るケースがめちゃくちゃ多い。

「手を洗うと罪の意識も流れる:マクベス効果」説

マクベス効果とは、手や体を石けんで洗うことで罪の意識まで流れる、という説。

2006年にトロント大学が発表して盛り上がったものの、その後の大規模な追試で世界中から否定されたそうな。

「自信ありそうな態度をとれば男性ホルモンが増す:パワーポーズ」説

一時期かなり流行ったパワーポーズ説は、自信がありそうなポーズ(腕を組んで仁王立ち)すれば、男性ホルモンが増して行動的になる、という説。

が、2016年に生みの親の一人がガッツリ否定し「もうあんなバカげた理論の研究はしない」とまで言い出す始末に。

「戦時中に洗脳で機密の自白をさせていた」説

「朝鮮戦争の捕虜兵士が洗脳で機密を自白させられていた」とする説。

言うまでもなくこれは誇張で、実際は拷問による自白がほとんどだったとのこと。まぁ戦時中に洗脳するのはコスパ悪いわな。

「事件を見ても誰も通報しない:傍観者効果」説

通称「キティ・ジェノヴィーズ事件」から生まれた傍観者効果は、近年の映画やマンガでもよく使われるネタで、目の前で事件が起きても誰も通報しないあれ。

キティ・ジェノヴァーズさんが暴漢に殺害された際、付近の住民38名が事件を目撃しながら誰も通報しなかったことから生まれた説だが、本当は誰もまともに事件を目撃してなかったことが、後の調査で判明したとのこと。

「ブローカ野を発見したのはポール・ブローカ博士」説

言語処理をつかさどる脳の部位「ブローカ野」を発見したのは外科医のポール・ブローカ博士とする説。実際はアーネスト・オービュルタンという人の功績なんだそうな。

足元フラフラになってる学説

「1万時間努力すれば天才に勝てる:1万時間の法則」説

「努力すれば天才に勝てるんだよ☆あなたが成功してない理由は努力が足りないからだよ☆」という説。意識高い人たちの間では、いまも熱心に唱えられてますな。

ただ、当サイトの読者さんにはおなじみなように、その後の調査でガッツリ否定されてます。努力が結果に与える影響はすんごく小さいそうな、とほほ。

「小説を読めば人の心がわかるようになる」説

当サイトでも以前とりあげた「純文学で共感力が鍛えられる」とする説。

その後の調査では同じ効果が認められず「小説読むから共感力上がるんじゃなく、共感力高い人が小説好きなのでは?」みたいな振りだしに戻ってしまったみたい。

とはいえ『無音ドラマトレーニング』で共感力を鍛えられる説はいまだに健在なので、物語が人の感性に影響を与えること自体が否定されたわけではなさそうです。

「ウソでも笑顔をつくれば楽しい気分になる」説

いわゆる「笑う門には福来る」という心理のこと。心理学書では「表情フィードバック仮説」と呼ばれることが多いんだそうな。

こちらは「半分本当で、半分ウソじゃない?」と言われていて、どうやら表情フィードバック仮説をしらずに笑顔をつくる人は楽しい気分になれるけど、意識して笑顔をつくると逆効果になるみたい。

張りぼてと気づいたらテーマパークを楽しめなくなった…みたいなとこでしょうか。

「マクドナルドのロゴを見ると忍耐力がなくなる:社会的プライミング」説

これも定番のネタで、当サイトでも話題にしようか迷ったネタの1つ。

いわく、人間は無意識のうちに環境から影響を受けるんだそうで「マクドのロゴを見ると忍耐力がなくなる」「温かいココアを見ると心が優しくなる」みたいな現象を社会的プライミングと呼ぶのだそうな。

2012年にケンブリッジ大学の追試により再現性が確認されず、それに対し反論も飛び交っていて議論の真っ最中です。

いまだ議論が続いてる学説

「抗うつ剤が、うつに効く」説

抗うつ剤が、うつ病や不安感に効くかはまだ不明な点が多いとのこと。そうなん!?(笑)

まぁたしかに、うつ病は原因が色々と考えられるので「これ」という解決策をズバッと言えないのが悩ましいところであります。

よって抗うつ剤で、うつ症状が改善したとしても「本当に抗うつ剤が効いたのか?それとも別のことが要因か?」に、まだまだ議論の余地があるみたいですねぇ。

「ウィルパワー(意志力)は使うほど消耗する」説

メンタリストDaiGoさん著「自分を操る超集中力」でも話題になった「集中力の源ウィルパワー(意志力)は使うほど消耗し、睡眠で回復する」とする説。

ただ、その後の研究で「ウィルパワーは消耗しない。1つのことをやり続けると飽きるだけ」という追試が爆誕し、世界中がどよめきました。

ただ、当サイト的には「じゃあ集中力を1日中持続する方法ってあるの?やったー!」と喜んでおります。詳しくは以下の記事の「上級編タスクシフト」をご参照あれッ

「映画やゲームの暴力シーンが犯罪率に影響を与えてる」説

「犯罪犯した犯人は某ミステリーマンガに影響されてた!」とか「性犯罪を犯した犯人が成人雑誌を大量にもってた!」とか、そういうセンセーショナルな議論のこと。

暴力ゲームやお色気マンガは、もっともらしくスケープゴートにされるけど、じつは今んとこ推定無罪で、それどころか「ポルノの普及で性犯罪が減ってる」というデータすらあり。

「女性は数学が苦手などの偏見で実際に脳力が下がる:ステレオタイプ脅威」説

ステレオタイプ脅威とは「女は計算ができない」「老人は記憶力が悪い」など、根拠なき情報にさらされると、実際の能力がそういった偏見に近づいてしまうとする説(たとえば計算が苦手になる)

もっともらしい気もするが支持しない研究も多いので、まだ議論の余地あり。

「現代の若者にはナルシストが多い:ナルシズム感染」説

ナルシズム感染説とは、若い世代にナリシズムが増加してると唱える説。

実際、SNSの利用者ほどナルシズムが増すとの統計があるが「いや、統計ミスだ」との指摘も多いんだとか。

「子供のしつけに暴力をつかうと攻撃的な大人に育つ」説

子育てで子供を叩くと攻撃性の高い大人に育つ、とする説。「シリアルキラー誕生の理由は家庭内暴力にあった!」みたいなバラエティでよく使われるネタですな。

ただ言うまでもなく反論も多く、いまだ議論が続いてる模様。たしかに教育の過程で叩かれた子が攻撃的になるなら、日本は今頃「北斗の拳」みたいな世界になってなきゃおかしいもんねぇ。

良いコトではないけど、ボクらが子供の頃は先生や親にぶん殴られるなんてふつうだったのよ。

「頭の良さはテストだけでは測れない(キリッ」説

人間の頭の良さは、音楽的知能、身体運動的知能など、色んなタイプの知能があるんだから学校のテストだけで頭の良さは測れない!とする多重知能理論。

ボクのようにテストの成績が悪い人にほど支持されがちだが、近年の科学ではかなり否定されてる様子。とほほ。

「人間は愛で結婚相手を選ぶんだんもん!」説

恋愛も結婚も「進化心理学に基づいてパートナーが選ばれてる」のが近代科学の説。ようするに動物も人間もなんら変わらないわけですな。

ところが心理学書では「いーや、ちがうもん!愛だもん!」みたいな倫理観で恋愛や結婚を語るケースが多いらしいのでご注意あれ。

おまけ:覆った情報を信じてる人は説得しても態度を変えない説

「聞きたくないィー!間違いは認めないィー!」

最後におまけの情報を1つ、イリノイ大学が6,878名のデータをまとめたメタ分析(ほぼ決着に近い信憑性が高いデータ)によると、

  • フェイクニュースを信じる人の思い込みを修正するのはほぼ不可能

との結論が下されております。

本記事のように「それ、覆ってるよ!」という情報を聞かせても「聞きたくないィー!」「自分が間違ってたなんて思いたくないィー!」ので、説得に応じてはくれない、と。わかるなぁ。

てことで、こういった知識はくれぐれも「自分の情報をアップデートするため」にお使いください。人を論破するための材料にしても、まぁムダなので。

あらためて、知識のアップデートを止めてはいけないなぁと思う、今日この頃なのでした。

以上です。ばいびー♥

スポンサーリンク


SNSのネタにでもどうぞ( ˘ω˘)


PixivFANBOX


おすすめ記事(一部広告含む)