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アニメーターtoshi氏の「線と陰」を買ってみたのだ、という話

本屋で見つけた『線と陰』って本の絵に一目惚れしたので購入しました。

著者は作画ハウツー本を多くリリースしているアニメーターの「toshi」さん。

「極める!キャラ作画」や「ゼロから学ぶプロの技 神業作画」でもおなじみな方です。

表紙の絵からも分かるように「フワッと柔らかそうな線」が特徴的なアニメーターさんですな。

toshiさんのPixivアカウントに色んな絵が投稿されてますので、そちらを参照していただければわかりやすいかと。

Toshiさんのメディア

線と陰 アニメーターから学ぶキャラクター作画術

たっつー

「柔らかそうな絵が不思議じゃのー」

さて、結論からいうと本書「線と陰」はハウツー本というより画集に近いかしら?という印象。

たとえば映画のDVDの「制作陣による解説音声」のように、toshiさんの絵にワンポイント解説が添えられてるようなイメージですね。

よって『すでにバリバリ絵を描いてる人』『toshi氏のファン』には良さそう。たとえば、

  • 「どうすれば自分の絵を柔らかくできるかのぅ」と悩んでる人
  • 「どうすれば陰影のつけ方が上手くなるかのぅ」と悩んでる人
  • 「この人の色んな絵を見てみたいのぅ」という人

なら、全175ページを隅々まで楽しむことができそうです。

ただ「まず基本的なことから知りたい」という方は『ヒロマサのお絵描き講座』をファーストチョイスしたほうが難易度は低いのではないかと。

ヒロマサのお絵描き講座が初心者に超おすすめな本だった件

ヒロマサのお絵描き講座は「まず軟式野球からはじめよう」というスタンスで、線の影は「甲子園目指そう」みたいな感じ。

手にとる人のレベルや求めてるスキルにより、価値の感じ方は大きく変動しそうです。

「柔らかそうな陰影」のつけ方はとても参考になる

たっつー

「立体感を出すのに陰影知識があると便利」

個人的に、本書でとても参考になったのは『柔らかそうな陰影のつけ方』でございます。

言わずもがな、陰影のつけ方は立体的な絵を描くために必要な知識。たとえば上記画像の左の絵、右の絵の違いを見ていただければ分かるように、陰影の付き方次第で絵の印象がガラリと変化します。

んで陰影のつけ方は絵描きさんにより個性が出やすいポイントで、たとえばワンピースの尾田栄一郎氏、デスノートの小畑健氏、ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦氏など、各先生の個性がズバッと反映されるのが陰影のつけ方なんですよ。

toshiさんの陰影のつけ方は『シンプルなのに、めっちゃ柔らかそうな雰囲気』でして、個人的にこれがとても好みです。

陰影のつけ方は「ヒロマサのお絵描き講座」でも述べられてないので(2019年8月現在)、「影のつけ方わからんー」「光りの当て方わからんー」て方は、本書から得られる情報も多いのではないかと。

とはいえ、本質はやはり『解説つきの画集に近いかな』という印象があるので、まずはPixivのtoshiさんの絵や店頭在庫をご覧になって「こういった絵の1ポイント解説が書かれてる本なのかー」とイメージしていただければ良いかと思われます。

そのうえで「2,000円出して得る価値がある知識だ」と思えば買えばいいし、「それほどでもないかな」と思えばスルーすればオケ。

というのも前述したように「現在のスキルや悩み」によって価値が変動しそうなので、いまピンとこなくても1年後、2年後に「これだ!」と思うこともあるかと思いますので。

以上です。