『コピーライティング講座 完全版』基礎から応用まで11の法則まとめ

たっつー
たっつー(@kaopro1)です。

コピーライティングの知識をたびたび書いてる当ブログ。その数も多くなったので完全版としてまとめます。

クッソ長いですが『迷ったら、とりあえずこの記事見ればオッケー』てな感じにまとめるので参考にどぞどぞ。

ではスタートだぜッ!

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基礎知識編:コピーライティングとは

「コピーライティングとは、提案を説得する文章術のこと」

たとえば広告のチラシ、CMのキャッチコピーはもちろん、ネット上での商品販売からYou Tubeの動画まで、あらゆるシーンに応用されています。

特徴は『統計でセオリーが判明している』こと。

およそ100年前のアメリカで統計がまとめられまして『どんな言葉を』『どんなタイミングで』『どの程度の割合で書けば』『何%反応率が上がる』ことがすでに判明した分野なんですな。つまり科学的なテクニックなのです。

コピーに新しさは不要1:100年以上前にセオリーは判明している

「コピーにオリジナリティはいらない」

前述したように、コピーライティングはすでにセオリーが判明してる分野でございます。たとえば、

  • 長い文章と短い文章はどちらのほうが売上はあがる?
  • どの文字を大きく目立たせれば売上はあがる?
  • どのような順番で、なにを説得すれば納得してもらいやすい?

など、これらは100年前にジョン・ケープルズの統計で答えが判明しています。さかのぼると紀元前ギリシャの哲学者、アリストテレスの時代から『説得術』は文献にまとめられているんですねぇ。

とどのつまり、コピーライティングに『オリジナリティ』は不要。粛々とセオリーをこなしたほうがいいのです。

まぁ、いざ自分の感情を殺してセオリーに徹するのは意外とムズかしいですが「自分の感性は信じず、疑わず、ただ試してデータをとる」という科学の原点に立ち返って実践するのが良いのではないかと思います。

コピーに新しさは不要2:人間の脳は数千年程度じゃ変化しない

「『現代人の脳』などない」

繰り返しますが、コピーライティングに新しさは不要。100年前に生み出された型は現代でも活用可能です。その理由は『人の脳は、たかが数千年程度じゃ変化しないから』でして、当サイトではお馴染みの考え方ですねぇ。

ざっくり言うと、人間の脳や体は古代の環境に適応したままストップしてるけど、食べ物や環境が変化しすぎたせいで「肥満」「うつ」「不安」「ストレス」などの現代病が生まれたという説ですね。この説はハーバード大学の古代人類学者ダニエル・リーバーマン氏を筆頭に唱えられています。

てことで100年前の説得のテクニックが『現代人には急に通用しなくなった!』という現象は考えにくいので、やはり粛々とセオリーを試すのが良いかと思います。

基礎編1:説得の3原則

「説得は3つの原則でおこなわれるんだぜ」

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、説得(コピーライティング)に必要なこと3つを述べました。

  1. エトス(信頼)
  2. パトス(感情)
  3. ロゴス(理論)

ブログでも、You Tubeでも、この3つを伝えることを意識してメディアをつくれば、かなり説得力が上がるのではないかと思われます。

エトス(信頼)とは

エトスとは説得を発する相手の『信用』のこと。

まずはメッセージに耳をかたむけてもらうために、信用を勝ちとる必要があるわけですな。とどのつまり、一言一句まったくおなじ文章が書かれていても『それを誰が言ってるのか』で説得力が全然ちがうわけです。

たとえば、同じように医学の知識を披露していたとしても、白衣を着ている人物と、ボロボロで穴の空いた服を着ている人物では説得力がちがうわけですねぇ。

エトス(信頼)を得るには以下3つが効果的といわれています。

  1. 実績、権威の象徴
  2. 価値提供
  3. 自己開示

実績、権威の象徴

言わずもがな、実績や権威は信頼を高めてくれます。たとえば教育現場なら教員免許の有無で信頼はずいぶん違いますもんねぇ。

資格や学歴、賞の受賞歴など、なんでもOKですが、あなたの信用を高めてくれそうな肩書きを利用しない手はないかもしれません(もちろん偽るのはNGです)

価値提供

価値の提供も信用の獲得につながります。たとえば『良い情報のブログ』『おもしろいゲーム実況』『美味しいラーメン屋』など、お客に提供する価値がそのまま信用につながるパターンですな。

これは基本中の基本なので、つねづね意識したいところであります。

自己開示

人柄もエトス獲得に影響があります。相手がどんなに実績ある聡明な人でも、人間的にキライだったら耳をかたむけようと思えませんからねぇ。

人柄に好感を得てもらうには、自己開示が効果的なのではないかと思います。社会心理学者ゲイリー・ウッド氏が提唱する『自己開示に適した10の話題』を以前まとめてるので、そちらを参考にネット上のプロフィールを書いたりするといいかも。

パトス(感情)とは

「人は、合理性より感情で動く生き物だ!」

てことは、心理学ではお馴染みのこと。当サイトでも繰り返し主張していることであります。まぁダイエットしたほうが得とわかってても、ついつい食べたくなるのが人情ですからねぇ。

セールスの世界では『理屈の説明より先に欲しがらせろ』てことがセオリーとされてまして、ジョセフ・シュガーマンや、エルマー・ホイラーなど、往年のコピーライターも口を揃えていますな。

エトス(感情)のトリガーとなる感情は3つ、欲望・恐怖・好奇心です。

マーケッターは、お客の5感に『欲望、恐怖、好奇心』を抱かせることに全力を注ぎます。つまり小説家のように『頭の中に欲望、恐怖、好奇心をイメージさせる』スキルが要求されるんですな。

詳しい方法は後述しますが、コピーライティングの本質は「商品の機能を説明する」ことではなく「使用した未来をイメージさせる」ことなのです。

ロゴス(理論)とは

「感情を昂ぶりに納得したとき、人は財布の紐をユルめるッ」

感情が刺激されるだけでも人は財布を開きますが「いや、まてよ…」と冷静になって再び財布を閉じることが往々にしてあります。いわゆる「理性のストップ」です。

あなたも商品を「欲しい!」という感情を抱いた後に、理性でブレーキをかけた経験がないでしょうか?自分はめちゃあります(笑)

  • 「ピザが食べたいなぁ、いやいや今月キビしいからまた今度」
  • 「ビジネスのセミナーかぁ、いやいや怪しいからやめとこう」
  • 「スピルバーグの新作かぁ、いやいや旧作になってから借りよう」

このように、商品の購入を踏みとどまらせる心理が『理性』であり、それを突破し成約を完了させる影響力をもつのがロゴス(理論・理屈)による説得です。

つまり、コピーライティングの精度を高めるには以下のステップを踏む必要があるわけですな。

  1. 感情を刺激して欲しがらせる
  2. 欲しい感情を納得できるだけの論理を用意する

順序が逆になることはありません。お客が商品をすでに「欲しい!」という感情をいだいてないと、それを納得させる理屈の説明に耳をかたむけてはくれないのです。

なるほどです

ロゴスを納得させるには以下3つの材料を用いましょう。

  1. 実績、権威:たとえば有名人による推薦文や、由緒ある機関による検証がこなわれたことを示す(例:この意見はハーバード大学が2014年にリリースした論文でも証明されています)
  2. エビデンス(証拠):たとえば「いつ」「だれが」「どうやって」正しいと証明したのかデータがあれば提示
  3. ストーリー:百聞は一見に如かず、てことで商品を使用したひとのエピソードを紹介するのも効果的

たとえばダイエット本の購入を説得したいなら以下のように書くといいかもしれません。

  1. 実績、権威:有名人の〇〇さんも推薦!ダイエット界のカリスマ〇〇の新書です
  2. エビデンス:このダイエット法は2010年にアメリカから広まって、〇〇大学のメタ分析でも効果が認められています
  3. ストーリー:この方法を試した一人がハリウッド女優の〇〇さん、彼女はダイエットのストレスで悩んでいましたが…

コテコテの通販っぽくなりましたが(笑)このように書けば、納得してもらいやすくなるので、商品を紹介するときは「推薦してる有名人」「作者の実績や肩書」「エビデンス」「使用した人の感想」などの情報を集めておくといいかもしれませんねぇ。

基礎編2:3つのNotを打破する6ステップテンプレート

「3つのNotを打破せよッ」

コピーライティングには以下3つの壁がありまして、3Notと呼ばれます。

  1. 読まれない(NotRead)
  2. 信じて貰えない(NotBelieve)
  3. 行動して貰えない(NotAct)

マーケッターはこの3つの壁を順番に、すべて突破しないといけないんですねぇ。まず見てもらうこと、内容を信じてもらうこと、最後に行動してもらうことが必要、と。

とはいえ色々考えるのはめんどうと思いますので、以下6ステップの流れを参考にしてみてください。

  1. お客の注意をひく
  2. お客の関心を保ち、欲しがらせる(エトス、パトス、ロゴスの順)
  3. 他の選択肢を排除する
  4. お客にアクションをうながす
  5. お客のリスクを取っ払う
  6. お客の背中を押す

各ステップの詳しい説明は以下を参考にどうぞ

参考記事:コピーライティング基本6ステップ

この6ステップを順番にこなしても商品が売れないときは、お客の数が少ないか、売ってる商品に絶望的に魅力がないかのどちらかです。

実践編1:お客の興味をガッツリひきつける8つのルール

「まず興味を惹こう、話はそれからだッ」

さて基本となる心得を説明したところで、ようやく実践編に入っていきましょう。まず先ほどの6ステップのおさらいですが、

  1. お客の注意をひく
  2. お客の関心を保ち、欲しがらせる(エトス、パトス、ロゴスの順)
  3. 他の選択肢を排除する
  4. お客にアクションをうながす
  5. お客のリスクを取っ払う
  6. お客の背中を押す

6つの中でもっとも難しいのが『1・お客の注意をひく』ことです。注目を集めることがもっとも難しいんですねぇ。

ブログなら検索エンジン上で「クリック」してもらうこと、You Tubeの動画なら数多い関連動画からサムネイルをクリックしてもらうこと。「おっ!?」と興味を惹いて、お客を立ち止まらせる必要があるわけです。

You Tuberの方々が過激なネタをやったり、ニュースがセンセーショナルな話題をとりあげたがるのも理由は「お客の注意をひく」ためなんですな。

そこでだ

てことで、コピーライターのバイブル『ザ・コピーライティング心の琴線にふれる言葉の法則』や、ぼくの経験をもとに、お客の興味をひきつける8つのルールをまとめました。それがこちら、ドンッ

  1. メリット・ベネフィットを書く
  2. 真新しさがある
  3. 欲望・恐怖・好奇心の刺激
  4. 常識とのギャップ
  5. 手軽さ、カンタンさ
  6. 信憑性
  7. タイトルは32文字におさめる
  8. 目立たせたいワードは左に配置する

すべてを満たす必要はありませんが、なるべく上記8つを満たすようにサムネイルやヘッドコピーを書けば、お客を足止めしやすくなるはずです。各ステップの詳しい説明は以前まとめてるので参考にどぞッ

実践編2:反応率が高いコピーの法則

「反応率が高くなる法則はすでに解明されている」

実践編2つめ。いよいよコピーを書いていく過程に入りますが、思い込みを信じるより『統計で判明してるセオリー』を参考にしたほうが反応率はあがります。

てことで5つのセオリーをピックアップして解説しましょー。

シンプルに書く

「「どう書くか」より「なにを書くか」のほうが重要」

おシャレな言い方より、ちゃんと伝わる文章のほうが成約率は高くなります。たとえば『ゲーム実況ノウハウ』のコピーを考えるとしましょう。

  • 『どう書くか』考える人が書きがちなコピー:「ゲーム実況で暮らそう!」「ゲームを仕事に!」「そうだ、ゲームをやろう!」
  • 『なにを書くか』考える人が書くコピー:「ゼロから始めるゲーム実況」「サルでもわかるゲーム実況スタート法」「ゲーム実況初心者講座」

前者はイマイチ内容が伝わってきませんね。たとえば「ゲームを仕事に!」とは、プログラマーのことなのか、プレイヤーのことなのかわかりません。

ようするに『お客が頭を悩ませないと理解できないコピーはNG』と覚えておけば間違いないです。

イメージコピーはNG

「シンプル・イズ・ベスト」

イメージコピーとは「そうだ、京都にいこう」みたいに情緒に訴えるタイプのコピーのこと。映画のキャッチコピーには向いてますが、コンテンツのコピーには不向きです。

イメージコピーは有名なブランドが書けばサマになりますが、無名の一般人が書くとキモくなってしまうトホホな性質もあります。よって、基本は画像右『セールスコピー』のように、シンプルにコンテンツの内容を伝えるコピーを書くことです。

コピーとマッチした画像をもちいる

「イメージに合う画像は2000ワードに勝る」

「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、目で見た情報は文章より瞬時に理解しやすいメリットがあります。

たとえばサムネイルやヘッドコピーに用いる画像は、イメージとマッチしたものを選んだほうが成約率が高くなるそうな。

短いコピーじゃなきゃ読まれない!はウソ

「長い文章のほうが成約率は高くなる」

現代人は気が短いから長い文章は読んでもらえない!という意見を度々聞きますが、コピーライティングの統計では『長い文章の方が良い』とされています。

  • 短い文章:クリック率は高くなるが、購買意欲が低い人しか注目しないのでアクション率が下がる
  • 長い文章:クリック率は低くなるが、購買意欲が高い人が注目するのでアクション率も成約率も上がる

てなわけで『短い文章が正義!』でもないんですね。もちろんムダに長くする意味はないですが、必要な情報を書くうえで文章が長くなるのは全然オーケーです。

「主題」を目立たせたほうがいい

「『C』がもっとも高い成約率となる」

上記画像のようにA~Dの4パターンで統計を調べると『C』のように主題を大きく目立たせたコピーがもっとも高い成約率になる傾向にあります。本のタイトルもこの法則に従っていますな。

どの文章を目立たせればいいか迷うときに参考にしてみてください。各項目をもっと詳しくまとめた記事もあるので、もっと詳細に知りたいなら参考にどぞッ

上級編1:知って得する5のテクニック

ここからは上級、応用編です。

まず、知って得するコピーライティングのテクニックを5つご紹介。たとえばキャッチコピーやセールスレターに、これから紹介する5つを盛り込めればナイスです。

機能性ではなくコンセプトを提案する

「商品やサービスを売るな、コンセプト(概念)を売れ」

全米No.1コピーライターにも選ばれた、ジョセフ・シュガーマンの言葉です。お客は商品のコンセプトに魅力を感じないと説明を聞いてくれないんですな。

てことで、コピーには商品の『性能』より『概念』を盛り込んだほうが反応率が良いです。たとえば、

  • スピードラーニング:聞き流すだけで英語が口から飛び出す
  • ライザップ:たった二ヶ月でこのカラダ
  • I pad mini:思い出はここまでクリアになります

お客はまず、コンセプトを目にし、興味を抱けた場合のみ性能やサービスに注意を向けます。たとえば、スピードラーニングのコピーの書き出しが「全13構成の英会話音声教材ッ」では興味をひきつけられないわけですな。

お客が興味あるのは以下のようなこと。

  • その商品を手にすることで自分にどんな変化があるか
  • その変化によってどのような利益を得られるか

そこんとこを刺激するようにしましょう。※このように未来的な利益のことをベネフィットと呼んだりします。

値段は最後に言う

「商品の魅力を伝えるまで値段を口にしないのがセオリー」

というのも「高い」という印象を持たれては、その印象をあとから変えるのは困難なんですねぇ。なので先に商品の魅力をつたえたほうが良いといわれています。

例外として、商品の価格が大きな魅力となっている商品は、先に価格を伝えるのもOKです(無料、90%オフなど)

BYAF法:お客の自由意思を尊重する

「どうするかは、あなたの自由です」は魔法の言葉

西イリノイ大学のメタ分析で判明した『BYAF法』というテクニックがあります。説得の最後に「しかし、どうするかはあなたの自由です(But You Are Free)」と付け加えて、お客の自由意思を尊重するテクニックで、なんと2倍も説得率を高める効果があるとか。

てことで、お客にアクションを望むなら『お願いします!』と頼み込むのではなく「もちろん、どうするかはあなたの自由です」と突き放したほうが吉。

  • NG:好評発売中です!ぜひ買ってください!お願いします!
  • OK:好評発売中です!もちろん買うか買わないかは自由なので、興味ある方だけどぞッ

繰り返し、セールスする

「セールスの回数が増えるほど成約率はあがる」

商品のオファーは1度だけで終わりにするのではなく切り口を変えて何度も行う必要があります。というのも売り上げは『セールスの回数に比例して伸びる』傾向にあるんですな。

最低でも3日は連続してセールスを仕掛けたほうがいいみたい。たとえば、

  • 1日目:商品のコンセプトの魅力を伝えるなど
  • 2日目:商品の保証の魅力を伝えるなど
  • 3日目:特典の魅力を伝えるなど

もちろん1~3日目がすべて同じでも構いませんが、なんにせよ『繰り返しセールスしないとお客の目に触れない』ことを覚えておきましょう。お客はいつでもこちらに注目してるわけではないのです。

緊急性、限定性を持たせる

「時間制限がある商品はバカ売れする」

オファーに緊急性、限定性があると売上は2倍から5倍以上伸びます。スーパーのタイムセールをイメージすればわかりやすいでしょう。

商品オファーの際は、緊急性、限定性を作れないか意識してみてください。

  • 期限限定の特典を用意してみる
  • 期間限定で値引きしてみる
  • 販売そのものを期間限定にしてみる

上級編2:感情をグラグラに揺さぶるテクニック

上級編2は『感情を揺さぶるテクニック』がテーマです。

言わずもがな、パトス(感情)をガッツリ刺激したほうが説得は成功しやすくなりますので、以下のテクニックを用いて文章(喋り)を組み立てると良さげ。

メリットよりベネフィットの方が刺さる

メリットとベネフィットの違いを理解しておきましょう。

メリットとは:商品の魅力、特徴、売りとなるポイントのこと

  • 例:わたしの商品を買えば、5キロダイエットできます
  • 例:わたしの商品を買えば、異性との会話が上達します
  • 例:わたしの商品を買えば、絵が上達します

ベネフィットとは:メリットによりもたらされる、未来的利益のこと

  • 例:5キロも痩せれば、憧れの水着を堂々を着れるし、ビーチで異性の視線を釘付けにできます
  • 例:異性との会話が上達すれば、あなたの周りに自然と異性が集まり、恋愛に不自由しなくなります
  • 例:上達した絵を披露すれば、SNSで注目を集め、怒涛のように「いいね」が集まるかもしれません

言わずもがな、メリットよりベネフィットのほうが心に刺さりやすいので、積極的に盛り込んでみたほうがいいでしょう。

感情の源泉である『想像力』を刺激せよッ

「ステーキを売るな、シズルを売れ」

これはエルマー・ホイラーというコピーライターの言葉です。シズルとは肉を焼く音のこと。お笑いコンビの名前ではありあせん。

「とどのつまり、人の感情の源泉は『想像力』である。だから想像力を刺激せよ」それがホイラーの言葉の真意ですが、とても的を射た名言ですね。

てことで、お客の感情を揺さぶるには『想像しやすい』言葉をセレクトすると良さげ。たとえば、

  • 東京ドーム●●個分の広さ
  • レモン●●個分のビタミンC
  • スカッと爽やか
  • キンキンに冷えたビール

広さは「〇〇ヘクタールです」と伝えるより「東京ドーム〇〇個分です」のほうが想像しやすくなるわけですな。

根源的欲求を刺激する:LF8ライティング

「人の感情には『根源』となる欲求がある」

メリットよりベネフィットのほうが心に刺さりやすいと述べましたが、より深層的なベネフィットを描いたほうがインパクトは強くなります。

現代広告の心理技術101』の著者ドルー・エリック・ホイットマンは、人の心に強烈に刺さる8つのベネフィットを「生命の8つの躍動(Life Force8)」名づけました。

生命の8つの躍動(LF8)とは

  1. 生きたい、人生を楽しみたい(死にたくない、充実したい)
  2. 食べたい、飲みたい(空腹を避けたい)
  3. 恐怖、痛み、危険を免れたい(損したくない)
  4. 性的に交わりたい(異性に愛されたい、性的欲求を満たしたい)
  5. 快適に暮らしたい(不自由でいたくない)
  6. 他人に勝り、世の中に遅れをとりたくない(優越な立場でいたい)
  7. 愛する人を気遣い守りたい(家族を失いたくない)
  8. 社会的に認められたい(誰かに共感してもらいたい)

つまり、あらゆる商品のベネフィットは、この8つの感情から起因しているんですな。よって、このLF8を想像させるベネフィットを書くほど、心に刺さりやすくなります。

深層的欲求を刺激せよ

「人の悩みには3つの層がある」

てことでベネフィットを書くなら、より根源的な『LF8』を狙ったほうがいいのですが、ここで知っておくと便利なのが「人の悩みには3つの層がある」ということ。

具体的には、表層的欲求、中層的欲求、深層的欲求とわけられているのでご説明しましょう。

表層的欲求とは

中層的欲求を満たすために、瞬間的に生じている欲求のこと

  • 例:ブログのアクセスを増やしたい
  • 例:10キロ痩せたい
  • 例:会話上手になりたい

中層的欲求とは

深層的欲求を満たすために、心の中に生じている欲求のこと

  • 例:ブログアクセスを増やしたい理由は、収入を増やしたいから
  • 例:10キロ痩せたい理由は、健康になりたいから
  • 例:会話上手になりたい理由は、異性にモテたいから

深層的欲求とは

すべての欲求の根源となるLF8のこと

  • 例:収入を増やしたい理由は、快適に暮らしたいから
  • 例:健康になりたい理由は、恐怖・痛み・危険を免れたいから
  • 例:異性にモテたい理由は、性的に交わりたいから

例えばコピーライティングの教材を販売したいなら「コピーライティングが身に付きます」とだけ伝えるのでは全然足りません。「コピーライティングが身に付けば収入を10万円増やせます」でもまだ足りません。

  • コピーライティングを身につければ、LF8の何を満たすことができるのか?
  • コピーライティングを疎かにすれば、LF8の何が満たせない状態になるのか?

そこまで深層的な欲求を具体的に想像できてはじめて、お客は財布の紐をゆるめるわけですな。

上級編3:読み手の感情をグラグラに揺さぶる文章術

「生々しく細部まで描写し、想像力を刺激せよ」

てなわけで、お客の感情を揺さぶる理論を様々ご紹介してきたのですが、とはいえ、書き方というものがありますね。

理屈が解っても、それを文章にできないのでは意味がありません。てことで、実際にどのように書けばお客の想像力を刺激できるか解説します。

具体的に、より生々しく描写しよう

お客の想像力を刺激するには、具体的に情景が想像できなければいけません。

例えば、これからバンドを始めようと思ってる女子高生をターゲットにギターを売るならこのような言葉を選んでみるのはどうでしょう?

例文1

『一カ月でバンドデビュー!?女性向け小型ギター&初心者向け教本セット』

初心者でもコブクロやゆずのような音が出せます。小型なので手の小さな女性でもラクラク手が届き、学校への持ち運びも簡単です。

今なら初心者用に「1週間でギターソロが弾けるDVD教材」付き!1カ月後にはあなたも夢のバンドマンデビューです!

憧れのプロのような音が出せて、練習用のDVDまで付いてくる。小さな手でも楽々弾けるとあれば、家で毎日練習する風景も思い描けるかもしれませんね。これなら彼女はきっと、自由にギターを弾きこなしている自分の未来を想像することができます。

…と思えなくもないですが、これではまだまだ全然弱いです。

あ…?

例文1は、表層的欲求と、中層的な欲求しか描いていないですし、何より言葉が足りなすぎて、いまいちリアリティに欠ける印象がありますね。ターゲットの欲求をさらに刺激するなら、LF8を満たせる未来まで想像させてあげるべきでしょう。

例文2

『一カ月でバンドデビュー!?女性向け小型ギター&初心者向け教本セット』

初心者でもコブクロやゆずのように綺麗な音が出せます。

小型なので手の小さな女性でもラクラク手が届き、学校への持ち運びも簡単。電車で隣の人に嫌な顔をされる事もありません。

憧れのアーティストの曲もスラスラ上達できるし、あなたが書いた詩に曲をつけることもできるようになるでしょう。

突然の上達に同級生たちが驚き、学校でちょっとした話題にもなるかもしれませんね。

文化祭のステージやライブハウスでスポットを浴びながらカッコよくギターを弾くあなたに、たくさんのお客さんが 羨望の眼差しを向けることでしょう。

以下2つのLF8を盛り込んでみました。

  1. 他人に勝り、世の中に遅れをとりたくない(優越な立場でいたい)
  2. 社会的に認められたい(誰かに共感してもらいたい)

これでもまだまだ足りないくらいですが、最低限このぐらいは書いておくべきでしょう。

『自己顕示欲』『達成感』『名誉欲』を満たしている文章と言えますね。通勤電車、学校の友達との関係、文化祭など、彼女にとって身近なキーワードを盛り込むことにより、情景を思い浮かべやすく、想像力を働かせやすい文章になったのではないかと思います。

 

でも、正直まだまだ弱いです。

なんだとォ

先ほどの文章に、さらに描写を追加してみましょう。赤文字の部分が追記です。

例文3
『一カ月でバンドデビュー!?女性向け小型ギター&初心者向け教本セット』

初心者でもコブクロやゆずのように、うっとり聞き惚れてしまう音が出せます。

小型なので手の小さな女性でもラクラク手が届き、学校への持ち運びも簡単。電車で隣の人にジロリと嫌な顔をされる事もありません。

肩身を狭くすることなく、悠々と何処にでも持ち運びできます。

憧れのアーティストの曲をスラスラ弾けるようになり、あなたが書いた詩に曲までつけられたら、プロのミュージシャンのようでワクワクしませんか?

突然の上達に同級生たちが驚き、学校でちょっとした話題にもなるかもしれませんね。目を輝かせた友達が、あなたにバンドのヘルプを頼むかもしれません。

文化祭のステージやライブハウスでスポットを浴びながらカッコよくギターを掻き鳴らすあなたに、両目をハートマークにした、たくさんのお客さんが、羨望の眼差しを向けることでしょう。

かなり大袈裟に書きましたが、よほど感受性が鈍感なじゃなければ具体的な情景を想像しやすい文章になったのではないかと思います(画像の効果も利用しました)

てことで今回は以上です。色々パクッて活用してみてくだせい。

では、ばいびー♥

一歩先をゆくおすすめ書籍コーナー

最後に恒例の参考文献紹介コーナー。今回は『コピーライティング』のスキルが身につく3冊をピックアップしました。

ザ・コピーライティング 心の琴線に触れる言葉の法則

メンタリストDaiGoさんも推薦しているコピーライティングの名著。今世の中に出回ってるコピーライティング本はほぼこの本に書かれてることを参考にしているんですよ。

翻訳版なので日本語に置き換えてイメージするのに戸惑う面もあるかもしれませんが、ひとまずここに書かれてることをマスターすればクリエイターとして有利になるはずです。

最強のコピーライティングバイブル

読みやすい本がいいならこちらがおすすめ。若干説明がクドいのが難点ですが、前述した『ザ・コピーライティング』より読みやすいし、より現代日本に置き換えてイメージしやすいかと思います。

10倍売る人の文章術

ぼくがサルのように読みふけったのはこの一冊。文章の書き方にかなり影響をうけました。文章の書き方というより「どんな時に人の感情は動くの?」ということを解説した本なので、You Tuber志願者にも、シナリオライターにもおすすめですよん。

コピーライティング講座シリーズ

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