「SINGLE TASK 一点集中術」の要約:マルチタスクへの8の反論

『SINGLE TASK 一点集中術』を読了しました。

ざっくり言うと「マルチタスク(ながら作業・同時進行)」をズバッと否定し、「シングルタスク(一点集中)」の尊さを説いた名著です。

「SINGLE TASK 一点集中術」で述べられてること

タツさん

「ながら作業」にはデメリットがいっぱい

前述したように本書「SINGKE TASK 一点集中術」では、あれこれ同時進行するマルチタスクは、人生の満足度を低下させる原因だとバッサリ切り捨てられております。

事実、マルチタスクがデメリットだらけなのは近年のライフハック界隈ではお馴染みのことで、当サイトでもガッツリまとめたことがありました。

シングルタスク入門:作業速度が1.5倍速に上がるタスク術

たとえば、マルチタスクには以下のような害が報告されています。

  • 仕事のミス率40%アップ
  • 仕事達成時間50%増
  • 生産性40%低下
  • 重度の場合タバコ、大麻の3倍脳にダメージが出る
  • 時間感覚が早くなり人生が足早に過ぎ去る
  • 目の前の体験が薄くなり人生がスカスカになっていく

仕事の生産性が下がるのもさることながら、目の前の体験がスカスカになっていくのが痛いところですよねぇ。

たとえば歩きスマホしてたら目の前の綺麗な花を踏みつぶしてしまった、しかもそれに気付かなかった、みたいなことが往々にしてあるわけです。

そんな風に『ながら』で失われてる貴重な体験の尊さを説いてるのが『SINGLE TASK 一点集中術』でして、マルチタスクをバッサリ否定し、『いま目の前のことに集中する』ことを説いた本なのであります。

マルチタスクへの8の反論

とはいえスマホの登場でマルチタスクが当たり前になった昨今では、シングルタスクへの否定はまだまだ根強いもの。

てことで本書に書かれてた『マルチタスクへの8の反論』をご紹介。

その1:「忙しいから同時進行しなきゃ終わらない」への反論

マルチタスカーの主張

忙しいのに作業を1つずつなんてやってられるか

シングルタスカーの反論

人の脳は『そもそも1つのことしかできない』、そしてタスクを切り替えるごとに集中力は途切れ、遅れが生じると判明している。忙しいなら余計にシングルタスクで1つずつ終わらせるより他ない

その2:「シングルタスクは不作法だし自分本位だ」への反論

マルチタスカーの主張

目の前の仕事に集中する?そうやって他の人からの依頼を断ったり待たせるのは不作法で自分本位だ!

シングルタスカーの反論

マルチタスクを優先する方が無礼だ。相手の時間を軽んじてることになる(適当な対応になるし、相手のために行うことの時間が延びてしまう

その3:「どうでもいい仕事中にメールの返信をすれば効率が上がる」への反論

マルチタスカーの主張

自分と直接関係ない話題の退屈な会議中に、返信が必要なメールを返せば仕事の効率は上がる

シングルタスカーの反論

様々な研究結果によると、それらの行為は人から「集中力が欠如している」「意志力がない」とみなされると判明してるが、それでもいいならどうぞ(無駄な会議ならそもそも参加しなきゃいいわけですな)

その4:「マルチタスクできないなんてデタラメだ」への反論

マルチタスカーの主張

僕は音楽を聴きながらエクササイズする方がやりやすいんですけど?

シングルタスカーの反論

片方、もしくは両方の作業が思考力を必要としないなら同時進行ができる。だがそれは『マルチタスク』とはいわない

確かに「歯磨きしながら歩く」ことをマルチタスクとは言わないですもんね。

その5:「マルチタスクが求められている」への反論

マルチタスカーの主張

僕たちの仕事ではマルチタスクをこなすことが求められているのです。

シングルタスカーの反論

それは勘違い。あなたに期待されてるのは「成果をあげられる有能なプロであること」だろう?

その6:「若者はマルチタスクが得意」への反論

マルチタスカーの主張

デジタルデバイスを使い慣れた若者はマルチタスクが得意である。

シングルタスカーの反論

人間の脳は例外なく1つのことにしか取り組めず、年齢による違いはない

その7:「僕はマルチタスクできてる」への反論

マルチタスカーの主張

僕はマルチタスクできている。ちゃんと全部に集中できている。

シングルタスカーの反論

マルチタスクすると、かならず気が散る。いま手掛けてる作業にも、目の前の相手にも、部分的な注意しか向けられない。

この主張は「ポケモンGoしながらでも運転できるもん☆」てのと近いかも。本人の感覚はどうあれ、事実として事故率が上がるデータが出てるわけです。

その8:「僕は没頭するのが怖い」への反論

マルチタスカーの主張

僕は没頭するのが怖い。目の前のことに集中しすぎて周囲に壁をつくり、周りで起きてることに気づかなくなってしまう。

シングルタスカーの反論

「ムキムキになるのが嫌だから筋トレしたくない」という理論と似てる。心配無用、あなたはムキムキを心配するほど筋トレしてないから。

以上、「SINGLE TASK 一点集中術」の要約でした。

良い本だったんで今後も定期的に読み返そうと思います。

以上です。