「最高の体調」に学ぶ仕事の不安も体調不良も改善する3の方法

「人生にもっとも影響を与えてくれた本はなにか?」と聞かれたら真っ先に思い浮かぶのが、鈴木祐さんの「最高の体調」でございます。

長年の在宅ワークでブヨブヨだったお腹がシュッと引き締まり、慢性疲労でグダグダだった仕事にも集中できるようになり、不安が原因で眠れず昼夜逆転していた生活も正常に戻りました。


今回は最高の体調から「現代人の不安や不調を改善する3つの方法」をご紹介します。

「最高の体調」の内容とは

「最高の体調」の内容をざっくりまとめると、以下のようなかんじです。

  1. 先進国の現代人は心身ともに疲弊してる
  2. 古代と変わらぬ暮らしを続けてる狩猟採取民族は心身ともに健康
  3. 古代と現代のミスマッチを修正すれば心身の健康が改善するのでは?

つまり、現代人が心身ともに疲弊してる理由って「先進国特有の生活スタイルのせいでなのでは?」という仮説が考えられるわけですねぇ。

実際、先進国は豊に発展した一方で幸福感が下がっているのに対し、狩猟採取民には「うつ」「未来への不安」「糖尿病、ガンなど」が見られないんだそうな。

豊かになるほど幸福感が下がっていくとは皮肉に思えますが、本の中で紹介されている「現代の矛盾」というエッセイに思い当たる節がある方も多いのではないかと。

人間は長大きなビルを作ったが、気は短くなった
道路は広くなったが、視野は狭くなった
家は大きくなったが、家族との関わりは小さい
便利になったのに、時間がない
薬は増えたのに、健康な人は減った
(一部を要約)

ボブ・ムーアヘッド

もちろん文明の発展を放棄することはでませんが「狩猟採取民の暮らしを参考にして不安も不調もまとめて改善しよう!」というのが、最高の体調の大筋の内容です。

たとえば

私らの脳や体は原始の暮らしの方が長すぎて、現代の急速な変化についていけてないのでは?と考えられるわけです。

現不安も不調も改善する3つの方法

そもそも、なぜ先進国の人々は心と体に不調がでるのかというと「文明が急速に発展しすぎたせいで脳や体が適応できていない」ことが考えられるそうな。

たしかに、夜間にブルーライト(人工照明)を浴びると、脳が昼間と勘違いして眠れなくなるメカニズムは誰もが知るところでしょう。

そこで「最高の体調」では、ハーバード大学の古代人類学者ダニエル・リーバーマン氏が発表した「現代人と古代人のギャップを引き起こす3つの原因」を参考に、そのギャップを埋めることを推奨しています。

  1. 古代に比べ多すぎるものを減らす:砂糖、脂質、情報など
  2. 古代に比べ少なすぎるものを増やす:運動時間、睡眠時間、野菜摂取量など
  3. 古代に比べ新しすぎるものを制限する:人工照明、仕事のプレッシャーなど

こういった「現代と古代のギャップ」を修正していけば「最高の体調」に近づくというわけですな。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉もあるように、豊かになることが幸福感を下げることもあるんだなぁと、考えさせられる一冊です。

原因不明な不安や不調にお悩みの方は、一読してみるといいかもしれません。

追記

余談ですが最高の体調はマンガ版もリリースされてます。「マンガでわかる●●」系の本にしては珍しくギャグの切れ味が鋭くて、ふつうにマンガとして面白かったです。