実績や経歴を自慢っぽくならないようアピールする方法

  • 2021年3月29日
  • 2021年5月29日
  • 影響力

優れた実績や経歴があるならアピールしたくなるものでしょう。

実際、実績や経歴をアピールできたほうがフォロワーが増えたりビジネスチャンスに繋がりやすいことは、以前「あなたの作品の評価はSNSの発言に影響される」にも書いたとおりです。権威が「ある人」「ない人」では、同じ発言をしても相手からの評価がまったく違ってしまいますからね。

ただ実績アピールは自慢っぽくなりやすく、逆に自分の評価を下げる原因になりがちです。

てことで今回は「嫌味な印象にならないように実績をアピールする方法」をご紹介しましょう。名著「GIVE&TALE 与える人ほど成功する時代」」で有名なアダム・グラント博士の研究(※1)を参照します。

1 第三者に自慢してもらう

自慢話は自分から切り出すより、第三者が言い出した方が嫌味にならないそうです。

漫画や小説のテクニックとしておなじみなので知ってる方も多いのではないでしょうか。たとえば野球漫画なら。

  • 主人公「俺はイチローも三振にとったことがある」
  • モブ「あいつがイチロー選手を三振に打ち取ったピッチャーか…」

どう考えても後者のほうが凄そうな印象になりますな。前者は逆に小物感があるというか(笑)

ということで実績や経歴を自慢したいときは「第三者の声」を利用してみるといいでしょう。

クリエイターなら「読者からの感想」的なものを募集して、HPや作品紹介ページに記載させてもらうのが良いかもしれません。

2 自薦文より他薦文の方が印象が良くなる

自分の良いところは自分でアピールするより、他人からの推薦文のほうが説得力があるそうです。そりゃそうだ。

被験者に2パターンの出会い系サイトのプロフィールを見せた実験では、アピールポイントを自分で書いたプロフィールは「コミュ力低そう」「バカそう」と評価されてしまったそうな。

まぁたしかに、自分で自分をベタ褒めしてるプロフィールは気持ち悪いですもんね。一方、第三者からの推薦文なら好印象になりやすいことは前述したとおりです。

ということで、自分であれこれプロフィールを書くより「ファンや読者さんから推薦文をもらって作品ページに載せる」のが一番効果があるのではないかと思います。

そういえば、ゲームクリエイターナイデン内田さんのHP「ゴリラの隠れ宿」はファンアートがいっぱいで、まったく嫌味な印象がないのに経歴の凄さが伝わってきますな。

ナイデン内田がつくったフリーゲーム等を紹介しているサイト…

3 過去の自分と比べて持ち上げる

「他人を落として自分を上げる自慢」は嫌われやすく「過去の自分を落として今の自分を上げる」自慢は印象が良くなるそうです。

まぁ確かに、他人を批判して自分を持ち上げてる奴は胸糞悪いですもんね。たとえば以下のようなかんじです。

  • 他人を落とす自慢:あのアーティストの曲マジでクソ。オレの方が良い曲つくれる。
  • 過去の自分を落とす自慢:5年前のオレはクソみたいな曲しか作れなかったけど、あの頃に比べればいまはマシになった。

ということで発言するときは「他人(特定の個人)へのネガティブな評価を口にしない」ことを徹底したほうがよさそうです。

4 相手がボーっとしてるときに自慢する

自慢話は、相手の集中力が途切れてるときに行ったほうがいいそうです。

たとえば忙しいときに話を聞いても頭が回らないので、相手の良い印象しか頭の中に残らないんだそうな。面白いですね。

実験のデザインは以下のとおり。面接での自慢話の印象がどう変わるか調べたそうです。

  1. 面接官が集中した状態で参加者の自己アピールを聞く
  2. 面接官が別の仕事をしながら参加者の自己アピールを聞く

結果、集中して自己アピールを聞いた面接官は「こいつの話は誇張が多くて信じられない」と感じたのに対し、別の仕事をしながらアピールを聞いた面接官は参加者を「なんて礼儀正しくて誠実なんだ」と感じたそうです。

活かせる場面が限られるテクニックですが、使えそうな場面があれば利用してみるといいかもしれません。

以上です。