作品のアイデアの誤りを発見できる客観力の磨き方3選

「傑作だ!」と思ったアイデアを後々見返して落胆することはよくあるわけです。

ところが、人は自分の実力を客観的に評価するのがめちゃくちゃ苦手。名著「nsight(インサイト)」によると95%の人は「自分は自分をよく理解している」と考えているものの、実際の理解度は10~15%にすぎないんだとか。切ないですね。

てことで今回は「客観力を磨く3つの方法」を考察します。

自分の実力を見誤って「この俺が評価されないのはおかしい」とか考える残念な人にはなりたくないですからね。

1 バイアスを知る

客観力を磨くために最初にとりくむべきは「デバイアス」でしょう。デバイアスとは、脳に備わった思い込み(バイアス)を知って排除することです。

とはいえ、バイアスは数百種類ありますし、どんなに優秀な人でも完全に取り除くのは不可能と言われています。

唯一の対処法は「あ、自分はいまバイアスで判断してるなー」と気づけるようになることなので、そのためにはバイアスの種類を理解することが必須と言えましょう。

たとえば、以下のようなバイアスがおなじみですね。

  • 感情バイアス:自分に都合がいい情報だけを見て、都合が悪い情報に蓋をするバイアス
  • ダニングクルーガー効果:能力が低い人ほど自分の能力を高く見積もってしまうバイアス
  • 計画錯誤:予定や計画に必要な時間を甘く見積もってしまうバイアス
  • 嫌儲バイアス:営利目的の活動をみると「きっと悪いことに違いない!」と思うバイアス

色んなバイアスを列挙した「心理学的に創作キャラの性格をリアルにするバイアス知識入門」という記事もあるのでご参照くださいませ。

2 第三者にフィードバックしてもらう

手っ取り早く客観的視点がほしいなら「信頼できる第三者に意見をフィードバックしてもらう」のもいいです。

前述したように、人は自分を客観的に評価するのがめちゃくちゃ苦手ですが、他人へのアドバイスは合理的に判断しやすかったりします。ソロモンのパラドックスってやつですね。

自分も作品づくりのときは奥さんの意見をもらったり、信頼できるフォロワーさんのコメントを参考にさせていただくことも多いです。

ただ、あくまで「信頼できる」第三者に意見を求めるのが大切なので、SNSやYouTubeのコメントをむやみやたらに参考にするのはよくないでしょう。

SNSやYouTubeのコメントは客観的意見ではなく個人的感想が大半ですし、声がデカい少数派が目立つことが往々にしてありますからね。

書籍「nsight(インサイト)」では、以下3つのポイントが挙げられています。

  1. 愛のない批判者は参考にしない:アンチなど
  2. 無批判な熱愛者も参考にしない:ファンなど
  3. 愛のある批判者を参考にする:同じ目的を共有し意見を出してくれる人

てことで第三者の意見を参考にするなら「愛のある批判者」に意見を求めたいところですが、ご存知のとおりそんな人はほとんどいないのが難しいところ。

もし近くに「愛のある批判者」が思い当たるなら、その方との人脈は大切にしましょう。

3 メタ認知

「メタ認知」を鍛えれば客観力が身につくと言われています。

メタ認知とは「自分を俯瞰(ふかん)で眺める視点」のこと。たとえば自分の目の前で起きている出来事をテレビの中の出来事のように切り離して考えることができる能力のことですね。文字通り「客観的な視点」です。

メタ認知の鍛え方は色々ありますが、僕が個人的に好きなのは「マインドフルネス瞑想」や「フライ・オン・ザ・ウォール」というテクニックですね。気になる方は以下をご参考に。

以上です。